パドレスのダルビッシュ有が7回途中2失点 メジャー2000K到達も日米通算203勝目はお預け チームは逆転勝利

◆米大リーグ パドレス 4―2 ホワイトソックス(22日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 パドレスダルビッシュ有投手(38)が本拠でのホワイトソックス戦に先発。6回1/3を投げ、2本のソロ弾を許して2失点で降板し、日本人最多となる日米通算203勝はお預けとなった。毎回となる9奪三振で日本人初のメジャー通算2000奪三振に到達し、記録を2003まで伸ばした。

 ダルビッシュが快投を見せた。ツーシームを含めた直球系にブレーキの効いたカーブ、スライダーを織り交ぜてホワイトソックス打線に的を絞らせない。3回にリーに先制の左越えソロを許したが、この回2死二塁でロベルトから奪ったこの試合6個目の三振で、日本人投手初のメジャー通算2000奪三振に到達した。

 だが、1―1で迎えた6回1死、バルガスに勝ち越しの左越えソロを被弾。7回先頭のボーンを三邪飛に打ち取った所で、マウンドを降りた。6回まで毎回の9奪三振の快投もリードを許したままの降板で、勝利投手の権利は手にできず。黒田博樹(ドジャース、ヤンキース)の持つ日本人投手最多の203勝にあと1と迫っていたが、快挙は次回登板に持ち越しとなった。

 試合は1点を追う8回にアラエスの同点二塁打、プロファーの勝ち越し犠飛、さらにタティスの20号ソロで3点を奪って逆転に成功。最後は元阪神のスアレスが締めて、ホワイトソックス3連戦をスイープ。チームは今季90勝目となった。

 9月はこれで13勝5敗と絶好調。連勝も4とし、この試合前時点で3差でナ・リーグ西地区首位・ドジャースを猛追していたが、24日(日本時間25日)から控えているドジャースタジアムでの直接対決3連戦を前に、その勢いを加速させた。

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