山本由伸が初回3安打3失点とまさかの立ち上がり 復帰後初勝利狙うも苦戦…大谷翔平1打席目左安

◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が22日(日本時間23日)、本拠地・ロッキーズ戦に先発し、大谷翔平投手(30)は「1番・指名打者」でスタメン出場した。113日ぶりの勝利を狙う山本は初回に35球を投げて3安打3失点というまさかの立ち上がりになった。

 先頭こそ打ち取ったが、そこから2安打と四球で1死満塁。ロジャーズの二塁への内野安打でボールをはじく間に2点を失って先取点を献上した。さらに続く打者にも四球。7番ジョーンズの一ゴロの間に1点を失い、3点のリードとなった。1回裏に先頭の大谷、続くベッツが連打を放ったが得点を入れることは出来なかった。

 山本は、中5日で復帰後3度目の登板。右肩を痛めて6月15日(同16日)の登板を最後に負傷者リスト(IL)に入っていたが、今月10日(同11日)の本拠地・カブス戦で約3か月ぶりに復帰すると、4回59球を投げて3安打1失点(自責0)で8奪三振の好投を見せた。同16日(同17日)の敵地・ブレーブス戦では、4回72球を投げて4安打無失点、3奪三振まだ復帰後白星はつかめていないが、プレーオフへ向けて「シーズンで離脱した期間もすごく長かったので、チームのために少しでも多く貢献出来るように頑張りたいなと思っています」と意気込んでいた。

 ドジャース投手陣はチーム内勝利数で1位のストーン(11勝)、2位のグラスノー(9勝)がともに故障で離脱してプレーオフを含めた今季中の復帰は絶望的。3位のパクストン(8勝)はすでにレッドソックスへ移籍し、通算212勝の左腕・カーショーも負傷者リスト(IL)入りしており、復帰プランは不透明とあって、プレーオフでは山本への期待が膨らんでいる。

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