【巨人】菅野智之、8回1失点力投報われず…ビジター今季初黒星 2位阪神とのゲーム差1に

8回1死、ファールとなり悔しがる岡本和真(カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ 阪神1―0巨人(22日・甲子園)

 首位・巨人が2位の阪神との首位攻防直接対決初戦に敗れ、ゲーム差「1」に詰め寄られた。優勝マジックは「6」のまま。最短Vは27日となった。先発の菅野智之投手は3敗目(14勝)を喫した。

 今季ビジター無傷10連勝していた先発の菅野智之投手は8回125球を投げ7安打1失点の力投。3回2死一、三塁から中野拓夢内野手に右前適時打を浴び、先制を許したものの、その後は粘りの投球を続けた。

 初回は3者凡退で滑り出した菅野投手は、2回に1死から佐藤輝明内野手に中前打を許すも、続く前川右京外野手を一併打に仕留めていた。

 3回1死から木浪聖也遊撃手に中前打、続く才木浩人投手の捕犠打で2死二塁、1番・近本光司外野手の左前打で、2死一、三塁のピンチを迎えた。中野にフルカウントからの6球目を右前に運ばれた。続く森下翔太外野手は、二ゴロに抑え最少失点で切り抜けた。

 4、5、6回と走者を出すも得点を許さなかった菅野。7、8回を3者凡退の熱投だった。

 何とか右腕を援護したい打線だったが、阪神先発・才木浩人投手に7回無得点。再三、得点圏に走者を進めるもあと一本が出なかった。

 6回の無死満塁の好機での無得点がもったいなかった。この回、先頭の浅野翔吾外野手が左中間への二塁打で出塁。吉川尚輝内野手、岡本和真内野手が連続四球で無死満塁と一打逆転のチャンスを作った。

 しかし、長野久義外野手が投飛、坂本勇人内野手は二飛。一打逆転の場面で門脇誠内野手の代打・大城卓三捕手は、初球を中飛。阪神の先発・才木浩人投手を追い詰めたものの、得点が奪えなかった。

 8回はゲラ投手、9回は岩崎優投手の継投に完封負けを喫した。

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