大谷翔平が53盗塁でイチローの日本人最多記録にM3 一足先に2つの盗塁記録で「イチロー超え」

◆米大リーグ ドジャース3―6ロッキーズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区首位を走って12年連続のプレーオフ進出を決め、地区優勝へのマジックを「5」としていたドジャースが21日(日本時間22日)、本拠地でロッキーズに敗れ、マジックが消滅した。残り7試合で、パドレスとは3ゲーム差。24日(同25日)から本拠地で3連戦が組まれており、運命を分ける直接対決となる。

 「1番・DH」でフル出場した大谷。見せ場を作ったのは、2打数無安打、2四死球で迎えた3点を追う9回先頭の5打席目だった。中前安打を放って出塁すると、1死一塁で30連続成功で53個目の盗塁となる二盗を成功。日本人選手のシーズン最多は01年にイチロー氏が樹立した56盗塁。残り7試合であと「3」に迫った。

 この試合で4試合連続で盗塁を決めた大谷。今季3度目の4試合連続の盗塁となった。4戦連続盗塁は、日本(沖縄)出身のロバーツ(現ドジャース監督)が5試合連続を決めた例があるが、日本人では4戦連続が最長。イチローが2度、松井稼が1度記録しているが、大谷の3度は日本人最多となった。

 さらに、この盗塁で9月の月間盗塁が10。7月から12、15、10盗塁で3か月連続の2ケタ盗塁となった。これは通算509盗塁のイチロー、通算243盗塁のロバーツも成し得なかった記録だ。

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