【DeNA】「ライオン丸」シピン氏がセレモニアルピッチ 打席には元同僚の田代コーチ「すごいお世話になった」

セレモニアルピッチを務めたジョン・シピンさん (カメラ・堺 恒志)

◆JERA セ・リーグ DeNA―ヤクルト(22日・横浜)

 大洋や巨人でプレーし「ライオン丸」の愛称で親しまれたジョン・シピン氏が横浜スタジアムを訪れ、セレモニアルピッチに登場した。

 シピン氏は1971年に来日。72年、73年にはベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞を2年連続で受賞した。75年には34本塁打をマークし、打撃面でも大きく貢献した。

 セレモニアルピッチでは、現在のベイスターズのユニホームを着用して登場。同僚だった田代打撃コーチ兼スコアラーが打席に立つと、ユニホームを脱いで、大洋時代のユニホーム姿を披露した。バランスを崩しながらも、ホームベース手前でワンバウンドする投球だった。

 「22歳の時、初めて1軍に上がった時、すごいお世話になってね。当時、シピンさんとはホテルも違うし、当然食事も違うんだけど、遠征に行くとステーキハウスに呼ばれて、本当にごちそうになった。スーツを作ってくれて。着れないけど、それは今でも持ってます」と語った。

 シピン氏も「最初に1軍に昇格した時に、若いのに本当に素晴らしい才能の持ち主だと思っていました。私が巨人に移籍した後も、田代さんの活躍を見るのが本当に自分のことのようにうれしかったです」と懐かしんだ。

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