ドジャース地区優勝マジック消滅 迫るパドレスを指揮官警戒「気にはなる」 日本時間25日から直接対決

会見するロバーツ監督(カメラ・安藤 宏太)

◆米大リーグ ドジャース3―6ロッキーズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区首位を走って12年連続のプレーオフ進出を決め、地区優勝へのマジックを「5」としていたドジャースが21日(日本時間22日)、本拠地でロッキーズに敗れ、マジックが消滅した。残り7試合で、パドレスとは3ゲーム差。24日(同25日)から本拠地で3連戦が組まれており、運命を分ける直接対決となる。

 「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(30)は3打数1安打、2四死球で1盗塁。先発右腕・クワントリルに対して、初回先頭の1打席目は三ゴロに倒れ、3回2死走者なしの2打席目は、四球を選んで出塁すると、続くベッツが初球を左翼席に運ぶ18号2ランを放った。4回2死一、三塁の3打席目は低めのシンカーに手が出ず見逃し三振を喫した。

 1点を追う6回1死一塁の4打席目には、2番手左腕・ペラルタの抜けた82・1マイル(約132・1キロ)カーブが右肘付近に当たる死球。3点を追う9回先頭の5打席目は、中前安打を放って出塁すると、1死一塁で30連続成功で53個目の盗塁となる二盗を成功させた。2死満塁とチャンスを広げて、本塁打が出れば逆転サヨナラだったが、最後はマンシーが空振り三振に倒れた。

 マジックが消滅したとはいえ、パドレスとは3ゲーム差の首位。パドレス戦3試合、ロッキーズ戦4試合を残したレギュラーシーズン最終盤へロバーツ監督は、パドレスの存在について「気にはなる」と警戒しながら「私がいまフォーカスしているのはあしたのことだ」と気を引き締め直していた。

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