【高校野球】白樺学園の188センチ右腕・半沢理玖がプロ志望届提出…今夏甲子園でも好投

プロ志望届を提出した白樺学園・半沢

 今夏の甲子園に出場した白樺学園・半沢理玖投手(3年)が20日、プロ志望届を提出した。10月24日のドラフト会議で指名されれば、同校からは星槎道都大を経てロッテに入団した河村説人投手(27)以来2人目のプロ野球選手誕生となる。

 入学当初から目標にしてきた高校卒業後のプロ入り。その意志を貫き、挑戦を決めた。「ずっと目標にしていた場所。1年生の頃から(プロに行けると亀田監督から)言われ続けてきた。それが現実になって、出せる立場になった」。大学、社会人からも誘いがある中、迷うことなく志望届に名前を記入した。

 今夏の甲子園では、1回戦の創成館(長崎)戦で7回1/3自責点0と好投。最速143キロながら188センチの体格と将来性を評価され、大会後も複数の球団が視察に訪れている。現時点で育成指名は検討中だが、12球団OKの意向だ。

 旭川北稜シニアのチームメートである北星学園大付・石田充冴(じゅうざ)投手(3年)も前日に志望届を提出した。19日夜に連絡を取り合ったといい、「ずっと見てきた存在。一緒にプロに行けたら」。白樺学園から初の直接のプロ入りを夢見て、運命の日を迎える。(島山 知房)

 ◆半沢 理玖(はんざわ・りく)2006年9月8日、和寒町生まれ。18歳。和寒小3年時に和寒野球スポーツ少年団で野球を始める。和寒中では旭川北稜シニアでプレーした。白樺学園では1年春に初めてベンチ入り。3年夏は背番号1で甲子園出場に貢献した。188センチ、80キロ。右投右打。家族は両親と姉2人。

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