【巨人】8点快勝でM6!岡本和真2戦連発26号2ラン、吉川尚輝3安打3打点 井上温大8勝目

3回2死二塁、岡本和真が左中間2ラン本塁打(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 広島2―8巨人(20日・マツダスタジアム) 

 巨人が広島に快勝した。阪神がDeNAに負けたため、優勝へのマジックは「6」となった。3回に岡本和真内野手の2試合連続の26号2ランなどで4点を先制すると、先発の井上温大投手が5回を6安打1失点と好投。7回にはダメ押しとなる4点を追加し振り切った。井上は8勝目を挙げた。

 巨人が3回に4点を先制した。2死から丸佳浩外野手が大瀬良大地投手のグラブに当たって遊撃前に転がる内野安打で出塁し、二塁盗塁。浅野翔吾外野手は追い込まれてから四球を選び、2死一、二塁とすると、吉川尚輝内野手が2打席連続ヒットとなる左翼線への二塁打を放ち、丸に続いて浅野も生還し、2点を奪った。吉川は自身のキャリアハイを更新するシーズン144安打目となった。さらに2死二塁から、岡本和真内野手がバックスクリーンの左に飛び込む2試合連発の26号2ラン本塁打をたたき込み、4点目を奪った。

 井上が4回につかまった。先頭の秋山翔吾外野手に中前打、矢野雅哉内野手には左前打と連打を許した無死一、二塁から、小園海斗内野手に左前タイムリーを打たれ1点。なおも無死一、二塁で坂倉、堂林翔太内野手を2者連続で空振り三振。菊池涼介内野手の高いバウンドの当たりは遊撃内野安打となり2死満塁とピンチが続いたが、末包昇大外野手を空振り三振に打ち取り、1失点で踏ん張った。

 6回から広島は2番手・黒原拓未投手が登板。1死からモンテス内野手の右飛を右翼・末包がグラブに当ててはじき(失策)、モンテスは二塁へ。代走・オコエ瑠偉外野手は門脇誠内野手の遊ゴロで三進し2死三塁となり、井上温大投手の代打・長野久義外野手が打席に入ったが、三ゴロに打ち取られ、追加点はならなかった。

 巨人は井上に代わって6回から2番手で左腕・高梨雄平投手が登板。左打者2人を抑え2死をとってから、左の坂倉将吾捕手に四球、右の堂林翔太内野手に右前打され、右翼・浅野がファンブルする間に坂倉が三塁に進んだところで、阿部慎之助監督は高梨に代えて3番手で船迫大雅投手を投入。船迫は菊池を遊ゴロに打ち取り、踏ん張った。

 6回のピンチをしのいだ巨人が7回に4点を追加した。広島の3番手・塹江敦哉投手から、先頭の丸の二塁への当たりを菊池がはじき、その間に丸は二塁へ進塁。浅野が送りバントを決め1死三塁とすると、吉川がこの試合3本目のヒットとなる中前打を放ち、5点目。岡本和は三塁内野安打で続き1死一、二塁。大城卓三捕手は見逃し三振に倒れたが、坂本勇人内野手が右中間二塁打を放ち、6点目。さらに途中出場のオコエは左前へ2点タイムリーを放ち、この回4点目を挙げた。

 巨人は7回から4番手で平内龍太投手が登板。2死から代打・林晃汰内野手に右翼線二塁打、秋山翔吾外野手に中前タイムリーを打たれ1点を返された。

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