【社会人野球】三菱重工Westの元阪神・北條史也は1安打 優勝争いの古巣にはエール「連覇が見たい」

4回1死、三飛に倒れる三菱重工West・北條史也(カメラ・南部 俊太)

◆社会人野球日本選手権・近畿地区最終予選敗者復活戦▽代表決定戦 三菱重工West1―0パナソニック(20日・わかさスタジアム京都)

 三菱重工Westが完封勝ちで、敗者復活からの本大会(10月29日~11月17日・京セラドーム)出場を決めた。出場は7大会連続28度目。パナソニックには12日の3回戦でも勝利。中7日での再戦で、またも白星を挙げた。

 昨年まで阪神でプレーした北條史也内野手(30)=光星学院=は「3番・二塁」で先発。初回に中前打を放つなど、4打数1安打だった。7回2死の守備では、二塁後方の飛球を背走しながら好捕。攻守で健在ぶりをアピールした。

 18日の代表決定戦(NTT西日本戦)では、延長12回の激闘の末に敗れた。そこから中1日での本大会切符に「おとといはああいう試合して、その(後の)今日の勝ちだったんで、『まだまだこのチームで野球ができる』っていう喜びを感じている」と笑顔。約1か月後の本大会に向けて、「全国でも、自分たちの野球をして、Westらしい勝ち方を。まず1勝して、(そこから)優勝狙って頑張ります」と意気込んだ。

 また、古巣・阪神は20日の試合前時点で、首位・巨人を2ゲーム差で追いかけての2位。し烈な優勝争いを繰り広げる中で、「ジャイアンツも強いですけど、優勝してるところというか、2連覇してるところが見たい」と熱いエールを送った。

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