大谷翔平が史上初「50―50」達成! 2打席連続本塁打&2盗塁で一気に決めた! 5安打7打点の大暴れ

◆米大リーグ マーリンズ―ドジャース(19日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2盗塁を決めた後に2打席連続本塁打を放って「50本塁打&51盗塁」となり、メジャーリーグ史上初の「50―50」を達成した。

 初回先頭の1打席目では、カウント2―2から真ん中付近に甘く入ったチェンジアップを強振。打球速度114・6マイル(約184・4キロ)という強烈な打球で右中間フェンスに直撃する二塁打となった。データサイト「Baseball Savant」によると、本拠地(ドジャースタジアム)など13球場であれば本塁打だったという。1死一、二塁で三盗を決めて50個目の盗塁を決めた。敵地ながら大きく盛り上がった。1点をリードした2回2死一、二塁の2打席目は右前適時打。リードを2点に広げると、2死一、三塁でベッツの打席で二盗を決め、51個目の盗塁となった。3回2死一、三塁では左中間への2点適時二塁打。三塁を狙ったが惜しくもタッチアウトだった。

 そして勢い止まらず出たのがホームラン。4点をリードした6回1死二塁の4打席目だ。3番手右腕・ソリアーノの1ストライクからの2球目、85・4マイル(約137・4キロ)のスライダーを完璧に捉えた。打球速度111・2マイル(約179・0キロ)、打球角度36度で飛び出した打球は、飛距離438フィート(約134メートル)で右翼席に消えていった。この打席終了時点で4打数4安打5打点、2盗塁。19年6月以来2度目となるサイクル安打へも三塁打を残すのみとリーチをかけた。

 9点をリードした7回2死三塁の5打席目には左翼へ50号2ラン。「50―51」となった。ダイヤモンドを1周すると、ベンチではロバーツ監督らナイン1人1人とハグ。自身初の5安打目で、MVPコールが巻き起こると、ベンチからグラウンドに出てファンの歓声に手を挙げて応えた。

 ちょうど1年前の9月19日(同20日)には右肘を手術。リハビリを続けて打者に専念したシーズンで「40―40」ですら、メジャー史上6人目の快挙だったが、「49―51」で誰も成し遂げていない「50―50」をクリアした。この試合を含めてレギュラーシーズンは残り10試合。記録と戦う重圧について「あまりないですかね。いい打席を1打席でも多く重ねたいと思っている。それはシーズン始まってから今まで変わらない。そこはあまり変わらないかなと思います」と話していた大谷は、まだまだ足を止める気配はない。

 ◆大谷の年度別本塁打数

 ▽18年 22

 ▽19年 18

 ▽20年 7

 ▽21年 46

 ▽22年 34

 ▽23年 44

 ▽24年 50

 ◆ドジャースのシーズン球団本塁打上位

 〈1〉50 24年大谷

 〈2〉49 01年グリーン

 〈3〉48 04年ベルトレ

 〈4〉47 19年ベリンジャー

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