大谷翔平、日本人23年ぶり2人目の50盗塁+1 28回連続成功で驚異の「92・7%」は“イチロー超え”

◆米大リーグ マーリンズ―ドジャース(19日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。今季10度目の1試合2盗塁をマークし、シーズン51盗塁とした。48本塁打&51盗塁で前人未到の「50―50」まで残り2本塁打となった。

 初回先頭の第1打席に右中間フェンス直撃の二塁打で出塁。1死一、二塁からダブルスチールとなる三盗を決めて50盗塁の大台に乗せた。初回のド軍の攻撃が終わると、三塁ベースが新しいものと交換された。さらに2回一、二塁では右前適時打。一、三塁から続くベッツの2球目にスタートを切り、二盗で51個目の盗塁も決めた。驚異の28回連続成功だ。

 現役時代に通算243盗塁を記録したロバーツ監督のシーズン最多49盗塁(06年=パドレス)を超え、日本人選手では、メジャー1年目に56盗塁した01年のイチロー(マリナーズ)に次いで2人目のシーズン50盗塁。この日を含めて残り10試合。「50―50」だけではなく、イチロー超えも視野に入ってきた。なお、同年のイチローは56盗塁の一方で14盗塁死。成功率は80%だった。今季の大谷はここまで51盗塁、4盗塁死で成功率92・7%と高い数字を維持している。

◇日本人選手のメジャー盗塁数トップ3

〈1〉01年イチロー(マリナーズ) 56盗塁、14盗塁死 成功率80%

〈2〉24年大谷翔平ドジャース) 51盗塁、4盗塁死 成功率92・7%

〈3〉06年イチロー(マリナーズ) 45盗塁、2盗塁死 成功率95・7%

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