【阪神】岡田彰布監督、指名練習で石井大智のブルペン投球に不安材料「あんまり良くないよ」…一問一答

指名練習を視察し、引きあげる岡田彰布監督(中)(カメラ・谷口 健二)

 阪神・岡田彰布監督が19日、ナゴヤ球場で行われた指名練習に駆けつけ、石井のブルペン投球を見守った。「あんまり良くないよな。体調も含めてな」と不安材料を感じたが、変わらずベンチ入りさせる予定。3試合連続で勝利打点を記録している前川の今後の起用方針、フル回転する桐敷への思いなども明かした。

 以下、監督の一問一答。

―石井は。

「あんまり良くないよな」

―体調が。

「体調も含めてな。あんまり休ませてもええことないし」

―ベンチ入りはしていく。

「そらお前、投げていかんとあかんねんから」

―ビースリーも横浜から。

「今日来よるやろ、ビーズリーは。中4日たつやろ。ビーズリーは中に入れようかなと思って」

―石井もどうなるかわからない。

「おーん、そやねん」

―ビーズリーは昨年の経験値も。

「投げるとこないからな。もったいないねん。はっきり言うて」

―本人も納得して。

「もうそら分かってる。何勝したん?8勝したんか。大したもんやで」

―ローテ守ってたら2ケタいってた。

「そうや、あれが一番、中10日いったり、中7とか8とか。一番不規則でいったけど、ちゃんとみんなええピッチングしたもんな」

―リリーフで出て行けば1イニングでは対応できない。

「いや、そらおーん。1イニングでもったいない時あるけど。そらな、2イニング、3イニングいけるからな全然。そらお前、この期に及んで、本人も分かってるから、そんなもんお前」

―待ったなしの混戦になった。

「言うたやんか、だから。2月に言うたやん、2月に。相手は巨人やって。それくらいやってたら分かるやろ。広島ピッチャーつぶれたやろ」

―もう広島は。

「まあ、ちょっとしんどいな、最後はピッチャーやで、連戦になるやろ、結局は、雨流れとかでなあ」

―阪神は余力があるので投手を無理使いしてない。

「してないしてない、中5(日)も誰一人いってない」

―巨人は中4とか。

「中4(日)とかなあ、中5でみんないっとるけど」

―阪神はもう終わりまでしない。

「もう、ないない。高橋も9、9や、そやろ。(10月)3日でまたちょうど9や(笑)。全然もうな、万全のある程度態勢でな、投げられるから」

―そのへんが勝機か。

「うん、だからまあ、ビーズリーみたいに先発を中に入れてな、もしも、調子じゃなしにボールが当たったりしてなあ、早いイニングでな、そんなん何が起きるか分からへんからな、ゲームなったら。それに対応できるな、戦力が入れられるからな」

―巨人にマジックがついた。

「対象はうちなんやな。試合数残ってるけどな、広島とかDeNAは関係ないんやな。まあ、そんなん全然関係ない」

―18日の試合終了時点で巨人は残り11試合でM9。

「11試合で9やろ、そんなん(笑)。うちの2試合引いただけか、そやろ。何か日曜の雨が嫌やな、なんかな。もう途中でやめたりせえへんで俺は、試合。昨日も社長に言うたけど、この場に及んでなあ、6回コールドとかお前、そんなんお前、最後までやるんやったらやるけど」

―残り9試合でカギを握るのは森下とかクリーンアップか。

「いやいや、そんなもん誰とかではないよ。みんな今な、打ってるからな。別にキーというかな、このバッターに回さなあかんとか、そういうのはないよな。普通にイニングの先頭出てな、そこでセカンドいって、それがキーポイントのバッターになるから、それが今ずっと、みんなの役割的にはなってくるわけやから」

―つなぐ意識ができている。

「ここにきてうまいこと右へ打っとるもんな」

―9月は勝負だと選手は分かってる、と言っていた。

「そうやん。だってミーティングで俺何にも言うてないよ。いいよって言うとっただけやで。ほんまに、ピッチャーくらいちゃうか、もうちょっと前でな、練習始まる前に言ったん。野手は何にも言うてないよ、そんなん。そんなんおまえ、分かるやん。去年優勝してなあ、こっから追い上げる大事なゲーム、残り何試合で自分がどういう戦いせなあかんか、そんなん言わんでも分かってる、選手は」

―前川あたりは右左関係なくスタメンか。

「いやいや、そんなことないない。浜口が一枚来るみたいやからな。浜口あれ、全然当たってないやろ、ここにきて初めてのピッチャーやからな。今、調子ええから、あんまり左いってな、崩すと嫌やしな、逆にな。昨日も変なん来たから、もうええって。せっかく気持ちええのにな、崩されることもあるからな、打席で。タイミング合わんように」

―前川には神宮で話を。

「神宮の時な、あれは一番悪い時やんか。全然バットが出てへん時やん。バットと体が一緒に回転するから、バット走らさなあかんし、なあ」

―最近よく選手と話している。

「(昨日の)村上は『絶好調やな?』って聞いただけやん(笑い)。もういちいち言わんでも分かってるよな、そんなんもう」

―連覇したら給料も上がる。

「まあ。村上にしても明日の西にしても投げるとかあんまりないから、あいつらも中に入れられるんやで。村上も。そうやで、ほんまは。でも、そんないっぱい入れてもな」

―その腹づもりは。

「あるある、うーん」

―やろうと思ったらできる。

「全然できるけど。そら後ろに専門職もおるからな。せっかく1年間そこで投げてきたのにな。この大事なところで外すのもあれやし」

―先発は長い回より1イニング、1イニング。

「まあでもゲームはつくらなあかんけどな、やっぱりな、おーん。そんな3イニングずつとかそういうのは絶対あかんわ。やっぱり先発がゲームをつくって、そういう流れでゲームを戦っていかんとな。先発ピッチャー3人で3イニングずつやったら抑えるかも分からんへんけど、そんなんは究極の選択やんか。そら巨人、中日の10・8みたいなもんやんか」

自ら「しかし日曜日もし雨で中止になったらいつ入るん?(10月)3日以降?あの間あるんか?巨人は試合が少ないからな。巨人はしかし、だいぶ追いつくやろうちに。今日も1試合減るからな」

―なるべく巨人には連戦をしてほしい。

「いや~2試合の移動、移動で、6連戦の最初で延長12回はきついで。ピッチャーも」

―マツダに行って甲子園。

「そうやろ?DeNAの方がきついかな、でも。イニングまたぎになるもんな、この時期は。良かったらなあ」

―ゲーム差はあるが日程的に。

「そう、日程はうち全然それはもう。昨日もいてなかったら、それはお前、あれや。村松から桐敷いくけど、島本で十分やもんな。島本いこうか富田いこうかこっちが迷う。どっちでもええでっていう」

―昨日は3人(岡留、島本、富田)でいけて嬉しい日だった。

「桐敷は回またぎする必要ないしな。桐敷は今年はもう目一杯投げさすよ、俺は。だって初めてやんか。桐敷がずーっと後ろですごい言うけど、去年は23試合か24試合やろ?2か月やで、やったん。先発もあったからな。ほんま1年間そういうリリーフはやってないからな。今年は1年目みたいなもんやろ。1年間のそういう流れをあいつにもわからさなアカンからな。だからどんと投げさす。実質1年目やからな、桐敷は開幕から後ろでブルペン入ってるんやからな。1年間全うできたら自分の感覚も掴めるやろうしな」

―来年も楽しみになる。

「そうよ。去年は実質2か月やからな。7月の半ばぐらいから9月の半ばで終わってるからな。それで23か24試合ぐらいやろ?」

―へばることは言ってない。

 「そんなん言えるかいな、そんなんお前」

最後に「今日はゆっくりテレビ見よか。今日BSあるからええわなあ、NHKあるからええねん。日テレとかGタスは映れへんからのお。ドームホテルだけや、Gタス映るのは。横浜は(天気)大丈夫。日曜だけ雨なってるねんなあ」

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