【中日】中継ぎで活躍の砂田毅樹が引退 13年育成ドラフト1位でDeNA入団 今季1軍での登板なし

中日・砂田毅樹

 中日の砂田毅樹投手(29)が今季限りで現役を引退することが18日、分かった。

 明桜高から、13年の育成ドラフト1位でDeNAに入団。15年6月に支配下登録されると、同7月8日の広島戦(三次)でプロ初勝利。19歳11か月でのプロ初勝利は育成出身で史上最年少だった。16年には開幕ローテ入りするも、先発として結果を残せず、中継ぎに転向。18年には、リーグ3位となる70試合に登板し、ブルペンを支えた。だが、22年には若手の台頭などもあり、登板機会が減少。同年オフに京田とのトレードで中日に移籍した。

 移籍後も貴重な中継ぎ左腕として活躍したが、今季の1軍出場はなく、2軍戦27試合に登板して1勝、防御率2・70だった。すでに球団には引退の意思を伝えており、チームメートへのあいさつも済ませている。移籍時には「心機一転。もう1度やり直すチャンス」と話していた左腕だったが、11年間の現役生活に幕を下ろす決断をした。

 ◆砂田 毅樹(すなだ・よしき)1995年7月20日、札幌市生まれ。29歳。秋田・明桜から13年育成ドラフト1位でDeNAに入団。15年に支配下登録され、17年に62試合、18年に70試合に登板。22年11月に中日に移籍した。プロ通算287試合登板で9勝14敗、73ホールド、防御率3・71。180センチ、80キロ。左投左打。今季年俸3800万円(推定)。

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