【ソフトバンク】日本ハム戦6連敗 唯一負け越し「魔の水曜日」に大関友久が背中の違和感で緊急降板

6回が始まる前に一旦ベンチに戻る大関友久(中)(カメラ・朝田 秀司)

◆パ・リーグ ソフトバンク0―3日本ハム(18日・みずほペイペイドーム福岡)

 どちらが首位を独走しているか分からなかった。ソフトバンクが2位・日本ハムに力負けし、カード6連敗となった。ここ7試合で1勝6敗の本拠地・みずほペイペイのファンも落胆の今季11度目の完封負け。「ピンチになってからの球が全然違いましたね」と小久保監督が敵エースの伊藤に脱帽した。来たるべき大舞台に向けては、なぜか弱い「水曜日のソフトバンク」という負のデータも見過ごせなくなってきた。

 2連戦に連勝すれば4年ぶりVが決まっていたが、マジックは5のまま足踏み。17日に不動の5番・近藤を抹消したのに続き、さらなるアクシデントに見舞われた。大関が6回表の投球練習中に違和感を訴えて降板。「ちょっと来週(の登板は)どうですかね。(痛めたのは)背中の方じゃないですか」と指揮官が説明した。

 貯金が34もあるだけに他の曜日はすべて勝ち越しているが、水曜日だけは8勝12敗1分け。ここ10試合では2勝8敗と苦しんでいる。理由がないだけに、手の打ちようもないが、10月16日のクライマックス・シリーズ最終ステージの初戦は水曜日だ。「(優勝は)そう簡単にはね。あさってからやり直そう」と王会長。最短で21日の優勝自体はほぼ手中に収めているが、ゴール手前の失速は気がかりだ。(島尾 浩一郎)

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