ボーイズリーグ 札幌豊平がジャイアンツカップ切符…ボーイズ勢8年ぶり…前川漣太郎が札幌東シニア戦でサヨナラ打

延長11回にサヨナラ打を放った前川

◆全国中学選手権◇ジャイアンツカップ北海道地区大会 札幌白石ポニー1-11札幌豊平ボーイズ=6回コールド=、札幌豊平ボーイズ3-2札幌東シニア=延長11回タイブレーク=(6日・夕張サングリンスタジアム)

 ジャイアンツカップ(G杯)の出場権を懸け、ボーイズリーグ、シニアリーグ、ポニーリーグの代表3チームが激突。札幌豊平ボーイズが札幌白石ポニー、札幌東シニアに連勝し、ボーイズ勢としては8年ぶりの代表切符をつかんだ。札幌東シニア戦の延長11回にサヨナラ打を放った前川漣太郎(3年)が最優秀選手、三塁で好守を連発した東天青(あお、3年)が優秀選手に輝いた。

 厚い壁をぶち破り、小雨の中で歓喜がはじけた。札幌豊平が札幌白石ポニーに続いて札幌東シニアも撃破。16年の旭川大雪以来、シニア勢に阻まれてきたG杯への道を、ボーイズ王者が切り開いた。「最後までよく粘ってくれた。本当に成長してくれた…」。黒岩公二監督は感無量の表情で選手をたたえた。

 持ち味を凝縮し、延長11回の激闘を制した。10回からタイブレーク(1死満塁で開始)に突入。11回に1点を勝ち越されたが、その裏、先頭の3番・小野寺泰星(3年)が右前へ同点打。続く前川が中前に打ち返してサヨナラの走者を迎えた。相手投手陣に14三振を喫し、2度のけん制死にも遭ったが、最後は中軸の勝負強さで終止符。前川は「打撃に力を入れて練習してきた成果」と胸を張った。

 前川、松本健(3年)の両右腕はともに1失点の力投。劇的幕切れは、さらに堅守からも導かれた。三塁手の東は不規則バウンドの打球を猛チャージでさばくなど好プレー連発。「1つでも逃していれば流れが変わってたかも」と振り返り、「冬場も雪上で守備練習をしているから(球が)はねても自信がある。アドレナリンも出てたし」と笑った。

 春の練習試合では札幌東シニアに1―6で負けていた。そこから着実に進化。6月の道選手権優勝で自信を固め、シニア打倒、G杯進出につなげた。それでも「まだ通過点」と東。前川は「この先も挑戦者の気持ちで自分たちの野球を」とおごることなく大舞台を見据えた。

(石井 睦)

 ◆札幌豊平とG杯 ボーイズリーグ前身のサンリーグ時代に2度出場し、2010、11年と初戦敗退。ジャイアンツカップに「ボーイズ出場枠」があった当時も2度出場し、14年は2回戦敗退、15年は初戦敗退。ボーイズ、シニア、ポニーで1枚の代表切符を争う現行方式となってからは初の出場となる。

 ◆ジャイアンツカップ シニア、ボーイズ、ポニー、ヤング、フレッシュなど中学硬式の全国主要リーグが参加する事実上の日本一決定戦。1994年に巨人軍創立60周年を記念して始まり、今年で18回目となる。北海道など9地域25地区で予選を行い、それぞれの代表32チームが出場。8月19日に開会式、20~25日に1回戦~決勝を行う。開会式と決勝は東京ドームが会場。

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