昨季新人王のオリオールズ２３歳が球宴ファン投票“御礼”２ラン　大谷翔平に並ぶ２７号

◆米大リーグ　マリナーズ７―３オリオールズ（４日・米ワシントン州シアトル＝Ｔモバイルパーク）

　オリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手（２３）が４日（日本時間５日）、敵地マリーズ戦に「１番・遊撃」で先発出場。３回に７試合ぶりの２７号先制２ランを放ち、本塁打王争いでリーグ最多のジャッジ（ヤンキース）の３２本に５本差と迫った。

　０―０の３回無死一塁。マ軍先発・ミラーの８７・２マイル（約１４０・３キロ）スライダーを捉えた。打球速度１０４・４マイル（約１６８・０キロ）、飛距離３７８フィート（約１１５・２メートル）、打球角度２４度。高めに抜けた変化球を逆方向の左翼席に放り込んだ。

　メジャー２年目の昨季は１５０試合に出場し、打率２割５分５厘、２８本塁打、８２打点で新人王。今季は長打力に磨きをかけ、８６試合目の出場で自己最多の本塁打数まで残り１本だ。ＭＬＢ全体で見ても、ナ・リーグトップの大谷（ドジャース）と並ぶ２７本。３日（同４日）に最終結果が発表されたオールスターの先発野手を決めるファン投票ではア・リーグの遊撃手部門で選出された。同東地区首位を走るチームを若武者がけん引している。