大谷翔平の“命の恩人”が本拠地で拍手喝采 「HERO」と紹介され照れ顔でグラウンドに出る場面も

◆米大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(2日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、7月初戦の本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し初回先頭の1打席目に左翼への二塁打を放った。3回先頭の2打席目は右足つま先に自打球を当てて絶叫。ロバーツ監督らが駆け寄るヒヤリとする場面だったが、そのまま打席に立って空振り三振に倒れた。

 2―2で同点だった5回表開始時には、球場大型ビジョンにバットボーイなどを務めるハビエル・ヘレラさん(38)が映し出されて「HERO」(ヒーロー)と紹介され、場内から大きな拍手を浴びた。さらにグラウンドに出るように促されると、照れ顔でグラウンドに出て手を挙げて歓声に応えていた。

 ヘレラさんは、6月26日(同27日)の敵地・ホワイトソックス戦で、打席に備えて一塁ベンチで待機していた大谷にファウルボールが飛んだが、大谷の前にいて、ナイスキャッチ。その映像がSNSなどで紹介されて“命の恩人”となった。

 同28日(同29日)の試合前には日米メディアや球団関係者約50人が集まる中で異例の取材に応じ、「自分の仕事をしただけだよ」と話し、大谷からは「サンキュー」といわれたことを明かした。大谷は自らのインスタグラムで「MY HERO」と文字を加えながら、ヘレラさんが取材を受ける様子を投稿していた。

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