佐々木麟太郎、MLBドラフトリーグで4号グランドスラム…チームは5投手でリーグ初ノーヒッター

◆MLBドラフトリーグ フレデリック・キーズ1―7トレントン・サンダー(2日・米メリーランド州フレデリック=ナイメオフィールド)

 花巻東から米スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手がトレントンの一員としてMLBドラフトリーグのフレデリック戦に「5番・一塁」でスタメン出場し、初回に4号グランドスラムを放った。3打数1安打4打点2四球1三振で打率は2割8分1厘となった。

 相手投手の立ち上がりをつき、単打2本と死球で無死満塁としたトレントンは続く打者が押し出し四球を選んで先制。なお無死満塁で佐々木が逆方向の左中間へ満塁アーチをかけた。打球速度103・9マイル(約167・2キロ)、飛距離371フィート(約113メートル)、打球角度24度だった。

 佐々木はこの日、チームの週間MVPに初選出されたことが発表された。先月26日(日本時間27日)以来で、4本塁打はリーグトップに1本差の2位に浮上する祝砲となった。

 3回先頭の第2打席は四球、5回無死一塁の第3打席は二ゴロ、7回無死一塁の第4打席は四球。9回1死の第5打席は空振り三振だった。

 試合はトレントンの先発が先頭打者を歩かせ、二盗、三盗を許して1死三塁とされ、一ゴロの間に失点。だがその後4投手が無安打リレーし、2021年のMLBドラフトリーグ開始以来初のノーヒッターを達成した。

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