【高校野球】大阪桐蔭・徳丸快晴「つかんだ」創志学園との練習試合で決勝打含む4安打3打点

5回1死満塁、大阪桐蔭・徳丸快晴が勝ち越しの右前適時打を放つ(カメラ・馬場 秀則)

◆練習試合 大阪桐蔭7―1創志学園(29日・龍間ぐりーんふぃーるど)

 進化した主軸がその打力を見せつけた。大阪桐蔭の徳丸快晴外野手(3年)が、創志学園(岡山)との練習試合に「3番・左翼」で先発出場し、決勝打を含む4安打3打点の大活躍。頼れる左打者は「打撃に関しては自分の中で、つかんだなと。いい感じ」と好感触だ。

 約1か月の特訓が、成果として現れた。5月下旬からの強化練習では、逆方向への打撃を徹底的に意識。「バットだけを走らせるイメージ。逆方向に打てれば、引っ張りの打球も良くなる」。8球1セットのフリー打撃では5球以上を中堅から左翼に運ぶように努めた。

 この日は一発こそなかったが、7回2死二、三塁から中前2点打を放つなど「練習通りセンター返しができた」と納得。西谷浩一監督(54)は「そのくらいは、やってもらわないと困る選手」と主軸への揺るがぬ信頼を口にした。

 今春センバツ8強のチームは13安打して7―1で快勝。2年ぶり夏の甲子園出場を目指し、東―成城の勝者と7月14日に初戦(2回戦)を戦う大阪大会へ、弾みをつけた。(南部 俊太)

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