ドジャース4連勝 大谷翔平2戦連続25号先頭弾…10戦連続打点は105年球団史で初、不敗神話も継続

◆米大リーグ ホワイトソックス0―4ドジャース(26日、米イリノイ州シカゴ=ギャランティードレートフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が26日(日本時間27日)、敵地・ホワイトソックス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、2試合連続の先頭打者本塁打となる25号先制ソロを放つなど、2打数1安打1打点、2四球でチームを4連勝に導いた。10試合連続打点は、打点が公式記録になった1920年以降の105年の歴史の中で球団史上初の快挙となった。

 試合開始直後の1打席目。またしても先頭弾を放って見せた。フルカウントからの6球目。昨年韓国リーグNCで20勝を挙げて最多勝&MVPに輝いた先発右腕・フェディーの甘く入った90・9マイル(約146・3キロ)カットボールをはじき返すと、右中間席中段へ一直線だった。打球速度は113・9マイル(約183・3キロ)、打球角度26度、飛距離437フィート(約133メートル)という文句なしの一発を放ってみせた。リーグ本塁打2位のオズナ(ブレーブス)に4本差となる独走の25号は、今季100安打目と、ドジャース新記録となる10試合連続打点もマークした。25本塁打と打率3割2分2厘はリーグトップを守り、61打点もリーグトップに「3」差に迫った。

 1点リードの3回無死一、二塁では、走者がたまっているにもかかわらず、4球連続のボールで四球。フェティーにとってこの試合唯一の四球で、警戒心を強めているのは明らかだった。するとドジャース打線は、フリーマンの2点適時二塁打などで3点を追加。リードを4点に広げた。5回先頭の3打席目は三邪飛に倒れ、2番手右腕・ソロカとの対戦になった4打席目は、フルカウントから内角の直球を見極めて四球を選んだ。

 ドジャースは初回に大谷の先頭弾で先制すると、3回にT・ヘルナンデスの右犠飛とフリーマンの2点適時二塁打でリードを広げた。投げては先発のストーンが好投。リードを守り抜いた。安打を放ったら負けないロハスの不敗神話も、この日2安打はなったことで24戦全勝に伸びた。この試合ではギャレンティードレートフィールドでは今季初のチケットが完売となり、3万6225人が入った。同球場で同じシカゴに本拠地を置くカブス戦と開幕戦を除くと、平日のチケット完売は12年7月23日のツインズ戦以来12年ぶりとなった。

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