【巨人】平均154キロ「千賀級」右腕タイラー・ビーディを調査 ドラフト2度1巡目指名 新外国人第2弾

巨人来季の先発候補

 巨人が来季の新外国人選手として、前パイレーツのタイラー・ビーディ投手(29)を獲得に向けて調査していることが24日、分かった。最速158キロ、平均でも約154キロを誇る直球と、落差のあるチェンジアップが武器の本格派右腕。メジャーから2度の1巡目指名を受けるなど、メジャー通算7勝ながら潜在能力の高さは折り紙付き。すでに調査に乗り出している前ブルージェイズのグリフィンに次ぐ、このオフの助っ人補強第2弾となりそうだ。

 原巨人がこのオフ2人目となる助っ人補強に動いていることが判明した。前パイレーツのビーディを獲得に向けて本格調査していることが分かった。188センチ、97キロの堂々たる体格から繰り出す直球は最速98マイル(約158キロ)を誇る。今季メジャー31登板の平均球速95・8マイル(約154キロ)は、大勢(巨人)を上回り、ソフトバンクからFA宣言した千賀級の球速帯。落差のあるチェンジアップ、カットボール、カーブも操る本格派右腕だ。

 ビーディはメジャーでも将来を嘱望された有望株だ。11年ドラフト1巡目(全体21位)でブルージェイズから指名を受けたが、バンダービルト大への進学を決断。13年日米大学野球の米国代表として来日経験も持つ。その後、14年ドラフトでジャイアンツから再び1巡目(全体14位)指名を受け、順調にマイナーリーグでステップを踏み、18年にメジャーデビューを果たした。19年には24試合に登板したうち、先発が22試合を占めるなどローテの一角として回り、キャリアハイのシーズン5勝をマークした。

 今季はジャイアンツで6試合、5月にパイレーツに移籍して5度の先発を含む25試合の計31試合に登板。2勝5敗、防御率5・14に終わり、シーズン後にFAとなった。まだ29歳とこれから選手として脂の乗ってくる時期にさしかかる上、来季は20年3月に受けたトミー・ジョン手術から復帰3年目にもなり、さらなる投球向上に期待がかかる。夫人は女優のアリー・デベリー。20代での来日ということからも、球団は15年から3年間で31勝を挙げたマイコラス並みの活躍を期待する。

 今季、先発ローテで2ケタ勝利を挙げたのは、12勝の戸郷、10勝の菅野の2人のみと、先発補強が急務といえる状況だ。今季、いずれもプロ初勝利をマークした山崎伊、赤星、井上、堀田、直江ら若手の飛躍に期待がかかるが、まさに若手を起用できる“土壌作り”のために、しっかりとした先発の柱の確立が必要不可欠。少ない枠を巡るハイレベルな競争こそ、強力な先発ローテ形成に欠かせないと言える。

 特に今季はシューメーカーが4勝、アンドリースは未勝利と、助っ人先発陣の不調もV逸の一因となった。すでに調査に乗り出している前ブルージェイズのF・グリフィンとともに、左右の両輪としてチームをけん引することが、来季の捲土(けんど)重来への第一歩となる。

 ◆タイラー・ビーディ(Tyler Beede)1993年5月23日、米マサチューセッツ州ウースター生まれ。29歳。ローレンスアカデミーから2011年ドラフト1巡目(全体21位)でブルージェイズから指名を受けるも、テネシー州のバンダービルト大に進学。現オリックス・吉田正やDeNA・山崎、フィリーズ・シュワバーらも出場した13年日米大学野球に米国代表で出場。再び14年ドラフト1巡目(全体14位)指名を受けてジャイアンツ入り。18年にメジャーデビューし、今年5月にパイレーツに移籍した。188センチ、97キロ。右投右打。

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