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【阪神】佐藤輝明、“走りにくい男”涌井を攻略盗塁…宮城在住の祖父母が観戦

6回2死、佐藤輝が中前安打を放つ(捕手・太田=カメラ・関口 俊明)

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天2―3阪神(11日・楽天生命パーク)

 鮮やかな盗塁で反撃の口火を切った。0―2の5回、先頭の佐藤輝は四球で出塁。2者三振後、糸井の打席で仕掛けた。「2死だったので、思い切りいきました」。自身5個目の盗塁に成功し、捕手・太田の送球がそれた間に三塁に進塁。近大の先輩・糸井は「テルの走塁に燃えました」と高く弾む二塁への適時内野安打。矢野監督は「何とか追い越せたというのは、あの1点はきっかけになっている」と目を細めた。

 “走りにくい男”を攻略した。楽天・涌井は、昨季20試合で盗塁を企図が9回でアウトが4回、盗塁阻止率は4割4分4厘。今季もこの日まで阻止率5割(6―3)だった。だが、虎のルーキーは激走であっさりと成功。6回には右手一本で中前にはじき返す技あり安打で、プロ17年目右腕を攻略した。

 宮城在住の祖父・勲さん、祖母・美智恵さん(ともに82)が観戦に訪れた。幼稚園の頃、少年野球の監督を務めたこともある勲さんにバットとボールを手渡されたのが、野球を始めるきっかけだった。勲さんは試合前に「願わくば一本でいいんでホームランを打ってほしい」と話していた。佐藤輝は「明日、あさっても見に来てくれると思うので、ホームラン、打点とかも見てもらいたいです」と約束した。

 チームはセ・パの首位対決を制して4連勝。交流戦優勝に望みをつないだ。貯金18は08年以来13年ぶり。きょう12日は田中将とのビッグ対決に注目だ。(森脇 瑠香)

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