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オリックス・山本 自己最多15K!七回まで完璧 3年ぶり貯金1、交流戦単独首位

 投打のヒーロー、15奪三振の山本(右)と殊勲打の杉本

 投打のヒーロー、15奪三振の山本(右)と殊勲打の杉本 (C)デイリースポーツ

 「オリックス4-0広島」(11日、京セラドーム大阪)

 八回先頭の鈴木誠の打球が中前へ抜けるとスタンドは大きなため息に包まれた。パーフェクトを逃したオリックス・山本はグラブをたたき苦笑いを浮かべた。

 続く坂倉にも安打を許し一、二塁。一転、一発が出れば同点のピンチを迎えるが、そこから会沢、小園、代打・菊池涼を三者連続三振で「オッシャー」と雄たけび。大記録は逃したものの毎回の自己最多15奪三振は16年・大谷(日本ハム)以来の快挙となった。

 「気を引き締めて最後までいこうと(パーフェクトは)考えないようにしました。誠也さんはすごくいい選手なんで悔しいけど仕方ないです」

 初回から今季最速タイの157キロを出すなど全開だった。

 「制球力とか変化球の精度とかコントロールがいつもと全然違いました。力感もちょうどいいところで入れた。久々にいい感覚で投げられた」

 今季は5月に自己ワーストの3連敗を喫するなど不調に陥った。そんなとき苦しみながら投球フォームを見つめ直した。10日も全体練習を前に1人グラウンドに出て、独自の練習法であるやり投げでフォームを確認。この日の快投につなげた。

 刺激もあった。チームメートで2年目の宮城。9日の巨人戦で7回13奪三振など快投を続ける2年目に「宮城さん(笑)。19歳であれだけはなかなかいない。リスペクトしてます」と褒めた。だが、刺激になるかと問われれば「まだ負けないでしょ!」と負けん気の強さを見せた。

 交流戦はこれで3勝目。奪三振33個は宮城、山岡の25個を抜いてトップ。エースの意地を見せた。チームを交流戦単独首位、そして、18年7月21日以来3年ぶりとなる貯金1へと導いた。お立ち台で「やっと3位まで来ました。まだまだ上を目指してやっていきます」と宣言。右腕がオリックスの快進撃をけん引する。

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