広島、丸流出と新井引退で新たな岐路に 3番&代打の切り札は誰が?

巨人に移籍表明した丸佳浩

 11月30日に丸が巨人移籍を表明した。2年連続セ・リーグMVPの流出はチームにとって大きな痛手だ。そこでクローズアップされるのが、来季のセンターと3番打者。迎打撃コーチは「不動(の選手)が出て行ってしまうわけだから。これまでは(3番に誰を入れるか)プランを考えなくて良かった。まだ分からないが、候補は何人かいる」と話した。
 今秋のキャンプでは丸流出に備えて、守備面で起用の幅を広げていた。テーマは複数ポジション。西川、坂倉、メヒアが外野に挑戦し、下水流は一塁を守った。来季は俊足と強肩を誇る野間のセンターコンバートが有力。一塁、三塁、左翼は、松山、バティスタ、安部を中心に、激しいバトルが繰り広げられそうだ。
 打線は「1番田中、2番菊池、4番鈴木」が基本線。打撃コーチによると、鈴木が勝負を避けられるのを防ぐため、5番に松山を置きたいという。東出打撃コーチは「3番は最初の2カ月ぐらいで決められたらいい」と、シーズン序盤は日替わり起用を示唆。実績のある安部や会沢なども候補に、相手投手との相性や傾向を見てオーダーを組む方針だ。
 もう一つ頭を悩ませるのが「ポスト新井」だ。今季の新井は代打の切り札として相手投手の左右に関係なく打席に立った。「逆転のカープ」にとって重要なポジションなだけに迎コーチは「レギュラークラスの実力がないといけない」と力説。「来年はここ一番の代打を誰かが担わないといけない」と切り札の台頭に期待を寄せた。
 これまでも前田のメジャー挑戦、黒田氏の現役引退を乗り越えてリーグ3連覇を成し遂げてきた。緒方監督は「丸、新井、エルドレッドが抜けたけど、やる野球は変わらない。そこに新しい力が出てくる、と。チームとして戦力ダウンかもしれないけど、ダウンしたところからあとは上積みしかない」と話す。来春は見どころの多いキャンプ、オープン戦となりそうだ。
(デイリースポーツ・杉原史恭)

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