プロ野球の二軍拡大構想を承認、2チーム公募へ…12球団以外に門戸

東京都八王子市で開催されたイースタン・リーグ公式戦(5月29日)。二軍の試合にも多くのファンが訪れる

 プロ野球のオーナー会議が24日開かれ、ファームのリーグ拡大構想を承認した。イースタン、ウエスタンの二軍リーグ戦に参加するチームを当面2チーム公募し、早ければ2024年から、プロ野球12球団を加えた14チームでのリーグ戦開催を目指す。

 東京都内の資産運用会社ハヤテインベストメントから静岡市を本拠地として二軍チームを設立したいとの申し入れがあったことを受け、球界発展の将来像を検討してきた12球団の委員会が中間報告でまとめた。

 構想では、ファームリーグを拡大して地域での野球振興を図ることを柱とし、12球団の本拠地がある都道府県以外の地域でも毎年リーグ戦を開催することで野球界全体の発展を目指す。新たな参加チームは12球団のフランチャイズになっていない府県を本拠地とすることを前提とする。

 野球協約ではプロ野球に新たに加盟する場合、預かり保証金25億円(参加資格を10年間保有した場合は返還)、野球振興協力金4億円、加入手数料1億円が必要になる。しかし、ファームのリーグ戦だけの参加になるため、こうした「加盟料」は発生しない。加盟料に代わる参加料やチームの財務面など参加要件については、新たに設ける小委員会で協議する。

 また、独立リーグと連絡協議会を作り、今後の野球界のあり方について意見交換していく。

 議長を務める巨人の山口寿一オーナーは会議後のオンライン記者会見で、「来年春あたりに参加申請の受け付け、公募ができればいい。裾野を拡大させて充実させていきたい」と述べた。

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