金田正一氏葬儀で村田兆治氏弔辞、生前から指名受け

金田正一氏の告別式を終え、記者の質問に答える喪主の金田賢一氏(撮影・加藤諒)

急性胆管炎による敗血症のため、6日に86歳で亡くなった金田正一氏の葬儀・告別式が13日、都内の斎場で営まれた。

約210人が参列。プロ野球唯一の通算400勝投手をしのび、球界からは、ソフトバンク王貞治球団会長(79)、張本勲氏(79)、谷沢健一氏(72)、得津高宏氏(72)、堀内恒夫氏(71)、桑田真澄氏(51)、青柳進氏(51)らが、芸能界からも松村邦洋(52)、ブルゾンちえみ(29)らが訪れた。

弔辞は、村田兆治氏(69)が読んだ。ロッテで監督と選手として、ともに戦った仲。金田氏が「死んだら弔辞は兆治に読んで欲しい」と話していたという。村田氏は現役時の感謝とともに「正一さん、(実弟)留広さん、(おいの)金石(昭人)さんで合わせて600勝。金田家で1000勝してほしい」と希望を口にした。喪主の長男賢一氏は「課題をいただきました。野球選手を育てないといけませんね」と穏やかに語った。

式は「とてもアットホームにできました」と賢一氏。台風一過の秋晴れで「父は派手そうに見えて、派手なのが嫌いな人。だから、昨日も(通夜の参列者が多くならないように)台風を連れてきたんじゃないか。温かく、最後のお別れができました」と続けた。

戒名は「ないです。今も、この先も『金田正一』です」と、あえてつけなかった。「仏さんの弟子には、ならなそう。『俺が教祖だ』と言いそうですから。その方が父らしい。亡くなった時から決めてました」と意図を明かした。

後日、「お別れの会」が行われる予定。「今日までが父とのお別れの会。これからは、野球を愛していただいた皆さんにお渡ししたい」と、野球人・金田正一をしのぶ機会を望んでいた。

◆主な参列者 王貞治、張本勲、谷沢健一得津高宏堀内恒夫桑田真澄、青柳進、松村邦洋ブルゾンちえみ(順不同、敬称略)

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