西武栗山「大きく振る」数年の成績考え飛距離↑へ舵

フリー打撃で豪快なスイングを見せる西武栗山(撮影・たえ見朱実)

西武栗山巧外野手(35)が18年目の進化を遂げる。12日の宮崎・南郷キャンプでのフリー打撃。打球が右翼席奥のネットに直撃した。しかも2度。「今日はあんまりよくなかった。風もありましたしね」。それでも柵越えは6本。山川の8本に負けじと数字を伸ばした。「たぶん(南郷スタジアムの)ネットまで届いたのは、今年が初めてじゃないですかね」。プロ18年目にして、打球飛距離を伸ばそうとしている。

ベテランの肩書は似合わない。「もうちょっと強く振りたい。100の力を120になるイメージで。素振りではできていることが、なんで打席でできないのか? それはすべて技術なんですよ」。突き詰め続けている打撃論。ティー打撃から、丁寧に1球1球確かめる。「量、質ともに高まっている」。どのアスリートも阻む年齢という常識を覆す。

昨シーズン終了直後、自宅ソファでふと考えた。「ここ数年、いい数字がなぜ出せていないのか」。12年連続100試合出場している一方で、打席数は5年前の約半分に減少。代打や途中交代が増えている現実を前に、結果=単打を狙うことで、自然と打撃も小さくなっていた。「この時期大きく振ることを覚えさせることも大事。僕に今、足りていないのは強く、大きく振ること」と言い切る。

キャンプは中盤に入った。「体のどこかが少し痛くなるくらい、ギリギリのところでやっていきたい」と攻めの姿勢は忘れない。連覇を狙う西武のピースに、背番号1は欠かせない。【栗田成芳】

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