佐野日大、センバツ切符の吉報信じ伝統の「山トレ」

通称「弁天山」の急斜面で走り込む佐野日大ナイン(撮影・金子真仁)

佐野日大(栃木)で伝統の「山トレ」が本格化している。年末までは筋力強化に励み、年始から走り込み中心にシフトした。12日午前は、週1回の階段ダッシュ。近隣の磯山弁財天で250段の階段ダッシュを10本行った。

元阪神投手のOB麦倉洋一監督(47)も、高校時代にこの山を走り込んだという。「多い日は1日20本くらいやりましたね。投手のライバルと数を競い合っていました」と、後輩でもある教え子たちの奮闘を見ながら、懐かしむ。

「階段ダッシュの後は、弁天山ですね」と、透き通った出流原弁天池のほとりを歩きながら、山のふもとへ向かう。磯山弁財天のある通称「弁天山」の、獣道のような急斜面でのダッシュ5本で山トレを締めくくる。「私もこれ、本当は嫌でしたよ。でも、うまくなるためにはやっぱり苦しい練習もしないとね」。

チームは昨秋関東大会で4強入りを逃し、今春センバツ出場から1歩遠のいた。一方で4強に北関東の学校がなく、6枠ある「関東・東京」のラスト1枠の候補に佐野日大が滑り込む可能性は残っている。八ツ代敢大主将(2年)はじめナインたちは「足の感覚がない!」「なぜかこれ、快感!」と思い思いに叫びながら、吉報を信じ、獣道を駆けていた。【金子真仁】

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