「許されてなかった?」フジテレビ WS独占放送も大谷翔平の“インタビューナシ”が波紋…尾を引く新居取材で“出禁”報道

日本時間10月31日、ドジャースはヤンキースとのワールドシリーズ第5戦で勝利。シリーズ4勝1敗で4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。今回、地上波中継を担当したのはフジテレビだったが、まさかの事態が波紋を呼んでいる。

「地上波の大リーグ中継は、NHKと民放が交互にWSかオールスターゲームの放送権を所持します。今年はNHKがオールスターゲームを放送し、民放側にWS放送の権利が。民放各局は持ち回りで担当していて、今年は”たまたま”フジテレビの番となりました。視聴率も爆上がりで、フジテレビ社内は喜びに包まれているようです。また、今回の試合はNHK・BS1でも放送されました」(スポーツ紙記者)

最大5点差を逆転し、優勝を決めたドジャース。優勝が決まると、フジテレビの中継画面には、喜びを爆発させる選手たちと「ロサンゼルス・ドジャース4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇」の金色の文字が映し出された。

その後フジテレビはグラウンドでチームメイトと喜び合う大谷の様子を中継。NHK-BSでWSの取材を行っている日本ハム時代の先輩、田中賢介氏がインタビューする様子も映し出された。

その後、フジは山本由伸選手(26)にインタビュー。山本は「応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。最高な結果で終われて、僕自身もすごく嬉しく思いますし、また頑張ろうと思います」と笑顔を見せていた。

スタジオでゲスト出演していた中居正広(52)は、山本にインタビューをしていた元巨人コーチの元木大介氏(52)に気づき、「大谷選手もインタビューできるのかな?」と呟いた。

だが、その後元木氏が選手達の周りを歩き回って、インタビューの機会を伺っているような様子は見受けられたものの、大谷へのインタビューは行われないまま中継場所はシャンパンファイトの会場へと移動。佐久間みなみアナウンサーが、シャンパンまみれになった山本に再度インタビューしたものの、ここでも大谷へのインタビューは行われなかった。一方、BSではシャンパンファイトの会場でも大谷へのインタビューを行っていた。

NHK-BSでは2回も行われたにも関わらず、フジテレビでは1度も実施されなかった大谷へのインタビュー。このことについて、X上では違和感を覚える視聴者が続出した。

《フジテレビは日本シリーズ出禁になってまでワールドシリーズ放送したのに何故大谷にインタビューしないんですか?》
《やはりフジテレビはロッカールームのパスはもらえてたけど大谷さんにはインタビュー出来なかったわね。NHKはめちゃめちゃしてたけど》
《フジテレビ、シャンパンファイトで山本さんにはインタビューがあって大谷さんにはないってことはそういうことなのか?まだ許されてなかった?》
《山本はインタビューできたのにね。取材拒否は自宅公開の件とかも絡んでるのかな?》

多くの人が想起したのは、今年6月に「週刊現代」が報じたフジテレビの「ドジャース取材パス凍結」報道だ。5月に大谷がロサンゼルスに邸宅を購入したことを受け、フジテレビと日本テレビが自宅前からのリポート、近隣住人への取材、空撮などを行い、自宅が特定できるような報道をしたことが大谷側から問題視されたという。

7月5日の定例会見でフジテレビの港浩一社長は、ドジャースの取材パスを凍結されたという報道については「パスを失った事実はない」と否定しつつも、「大谷選手とそのご家族、関係者にご迷惑をおかけして、大変申し訳ない」と謝罪していた。

フジテレビのWS中継は、大谷への優勝インタビューができないまま終わってしまうのだろうか。

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