映画「アリータ」ジョン・ランドーP「人間の中のヒーローをアリータが教えてくれた」

ジョン・ランドーさん

ジョン・ランドーさん

 映画「タイタニック」「アバター」などをジェームズ・キャメロン監督と手がけたジョン・ランドープロデューサーが映画「アリータ:バトル・エンジェル」のPRで来日。同作は、サイバー医師イド(クリストフ・ヴァルツさん)に拾われた300年前のサイボーグ少女アリータ(ローサ・サラザールさん)は記憶を失っていました。ある日、イドがサイボーグに襲われている現場に出くわし、彼を助けるために戦うアリータですが、300年前の大戦中に失われたロストテクノロジーで作られた最終兵器であることが分かり…木城ゆきとさん原作漫画「銃夢」を映画化したSFアクション映画です。

 オトナンサー編集部では、ジョン・ランドーさんに単独インタビューを実施。原作の感想やローサ・サラザールさんの魅力、ジェームズ・キャメロン監督、ロバート・ロドリゲス監督の印象などについて聞きました。

映画プロデューサーは「会社のCEO」

Q.ハリウッド映画でのプロデューサーの役割を教えてください。

ランドープロデューサー(以下敬称略)「例えるなら、新作映画は新しい会社を作るようなものです。プロデューサーはその会社のCEOと思ってください。完成品を消費者の期待以上のものにして届けるのがわれわれの役割です。脚本からキャスティング、実際の制作、編集、マーケティング、フランチャイズまで携わります」

Q.漫画「銃夢」を映画化したいという話をジェームズ・キャメロン監督から聞いたときは、どう思われましたか。

ランドー「とても興奮しました。この主人公は物語を伝えるのに値する主人公だと思ったからです。その理由としては、見ている人たちをいい意味で触発させるものがあるなと感じました。自分が何の変哲もない人間だと思っていても、人間の中に特別な、ヒーローになれる部分があるということをアリータが教えてくれました」

Q.木城さんの原作はいかがでしたか。

ランドー「木城さんが深みのある世界、深みのあるキャラクターを作ったことに圧倒されました。一つの物語というより一つの宇宙を作り上げたと言っても過言ではありません。彼のキャラクターの素晴らしいところは、話を追うごとにどんどん成長して変わっていくことです。舞台が変わり、設定が変わっても同じキャラが出ていますが、設定が変われば変わるほど進化していくところに感銘を受けました」

Q.オーディションでアリータを勝ち取ったローサ・サラザールさんの魅力は。

ランドー「アリータ役の女優は規制もなく選べました。年の規制もなければ人種の規制もありません。この役を演じられる最高の女優を探す努力をしました。彼女の魅力は、アリータは劇中いろいろな段階を踏みますが、全ての段階を素晴らしい演技で演じ分けられたことです。冒頭の何も分からない無垢(むく)な演技、中盤の初めて恋をする少女、終盤は復讐を誓う戦士。全てを演じられる女優だったので、彼女を起用しました」

Q.ジェームズ・キャメロン監督とロバート・ロドリゲス監督は違うタイプと感じています。ランドーさんから見て二人の印象はいかがですか。

ランドー「作品を見ていると違うタイプと思いがちですが、共通点もたくさんあります。キャメロン監督が最初は監督をすると言っていましたが、プロデューサーに回り、ロドリゲス監督がメガホンを取ることになりました。

今回、ロドリゲス監督と仕事をして、キャラクターをうまく描いていると思いました。僕はプロデューサーとして二人のいいところを合わせていい映画を作りたいと思いました。ロドリゲス監督の革新的アイデアはわれわれも学ぶことがありました。逆に、大きな仕事や映像を大切にしつつ、ハートも大切にする姿勢を彼に学んでもらいました」

Q.どんな撮影現場でしたか。

ランドー「この映画のセットは世界中のどこでも造れました。今回は、ロドリゲス監督が住んでいるオースティン州に造ることにしました。そこのスタッフはこれだけの大規模な作品に携わったことがありませんでした。彼らは、このようなチャンスをありがたがり、情熱を持って作品を作ってくれました。それがこの映画に携われる誇りになりました」

Q.映画「アバター」の続編の制作具合はいかがですか。

ランドー「モーション・キャプチャーの部分は4作目まで撮りました。ライブアクションのシーンはニュージーランドで春から撮影します。2~4作までパンドラで物語が始まります。パンドラは美しい星で、いろいろなところで撮影でき、いろいろな物語が展開できます。パンドラから離れることはありません。そしてジェイクとネイティリは家族を持ちます。物語は彼らが中心になります」

 映画「アリータ:バトルエンジェル」は2月22日から全国公開。

オトナンサー編集部

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