藤井七段誕生 “鬼門”苦手一門からの初勝利で昇段に花添える

18日の竜王戦ランキング戦5組準決勝で最年少、最速での七段昇段を決めた高校生プロ棋士・藤井聡太六段(15)。これまで一度も勝てず“鬼門”となっていた苦手一門相手の初白星で、偉業に花を添えた。

勝てば最年少での七段昇段が決まる竜王戦ランキング戦5組準決勝、先手・船江恒平六段の初手を見つめる藤井聡太六段(右)

対局相手の船江恒平六段(31)は竜王戦や名人戦など8大タイトル獲得こそないものの、一般棋戦の上州YAMADAチャレンジ杯と加古川青流戦の優勝経験がある実力者。加えて“藤井キラー”として名を挙げてきた井上慶太九段(54)の一門でもある。

船江と同門の菅井竜也王位(25)、名人戦挑戦者経験のある稲葉陽八段(29)に井上を加えた3人との対戦成績は、過去3戦全敗。デビュー以来の通算成績が75勝12敗(17日現在)、勝率8割6分2厘(同)という圧倒的な数字を残してきた藤井にとって、一門のプロ棋士4人全員に負ける屈辱だけは避けたかったはずで、終局後は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

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