柳楽優弥「ライオンの隠れ家」主演オファーきっかけはヤンキー役作品「確信が持てた」【松本友香PインタビューVol.1】

【モデルプレス=2024/11/11】俳優の柳楽優弥が主演を務めるTBS系ドラマ「ライオンの隠れ家」(毎週金曜よる10時~)。プロデューサーを務める松本友香氏が、考え抜いた主演決定秘話や、柳楽をオファーするきっかけとなった作品を語った。【インタビューVol.1】

柳楽優弥「ライオンの隠れ家」第5話(C)TBS


(写真 : 柳楽優弥「ライオンの隠れ家」第5話(C)TBS)

◆柳楽優弥主演「ライオンの隠れ家」

本作は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(柳楽)と自閉スペクトラム症の美路人(みっくん/坂東龍汰)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンスとなっている。

◆「ライオンの隠れ家」主演決定秘話

松本氏は、洸人のことを「諦めだったり閉塞だったり、少し暗く閉じこもる部分がある役どころ」としたうえで、誰に演じてもらうか悩んだという。「イメージが湧く人はいるんですけど、イメージが湧く方にそのままやってもらうのが果たして面白いのだろうか。よりトーンが暗い方向にいっちゃうんじゃないかと、いろいろな葛藤があって」と打ち明けた。

そんな中「たまたま柳楽さんのスケジュールが撮影を目指している時期に空く情報を聞いて、柳楽さんがこの主演やったら面白そうなんじゃないか」と思わぬ情報を耳にし、キャスティングに進展。「返り血を浴びる役」などハードな役が多かったことを振り返りつつ、「返り血を浴びない役も見てみたいな」と柳楽が浮上した。

◆「ライオンの隠れ家」柳楽優弥オファーのきっかけとなった作品

さらに、2022年公開の映画「さかなのこ」で柳楽が演じたヤンキー・ヒヨに言及。松本氏は「柳楽さんのこれまでの役に近いイメージなんですけど、実は根の優しさで主人公をサポートしていて、すごい心の優しい青年役だったので、きっとみっくんのために生きる優しさ溢れる洸人に合うんじゃないかなと確信が持てたのでお声がけしました」といい、「さかなのこ」がきっかけで柳楽を主演にオファーすることを決めたのだった。

実際に撮影に入ってみて、柳楽は「そういった優しさがにじみ出ていますし、セリフだけじゃない間とか目配せなどで作る雰囲気は台本にはないものなので、そこが圧倒的だなとモニターを観ながらいつも感嘆しています」と明かし、圧巻の演技力で現場を引っ張っていることがうかがえた。

最後に松本氏は「だんだんサスペンスの要素が出てきて、そこが気になってきたり、面白い部分ではあるんですけど、やっぱり大事にしているのは3人」と洸人、みっくん、ライオンの関係性に言及。「まずはサスペンスの嵐があるからこそ、洸人とみっくんの兄弟の関係性の変化がどう成長していくのかというところが、単なるサスペンスドラマじゃない良さだと思うので、そこは根底のヒューマンの温かさみたいなのに癒されつつ、サスペンスがどう展開していくのかを注目いただければなと思います」とサスペンスとヒューマン性の調和をアピールした。(modelpress編集部)

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