北村匠海、自身初の監督作に込めた思い 起用したかった俳優も明かす【世界征服やめた】

【モデルプレス=2024/10/27】俳優の北村匠海らが10月27日、都内で開催されたショートフィルム『世界征服やめた』(2025年2月劇場公開)ワールドプレミア上映イベントに出席。初の監督作への思いや、起用したかった俳優を明かした。

ワールドプレミア上映イベントに出席した北村匠海(C)モデルプレス


(写真 : ワールドプレミア上映イベントに出席した北村匠海(C)モデルプレス)

◆北村匠海、初の監督作に感慨

北村が初監督を務めた本作は、ポエトリーラッパー不可思議/wonderboyの楽曲「世界征服やめた」に強く影響を受け、同楽曲からインスパイアされて自ら脚本を書き下ろし、監督したショートフィルム。この日は萩原利久と藤堂日向も出席していた。

北村は「人生で初めて監督という立場でこの場に立たせていただくんですけども、もっと緊張するものだと思っていたんですけど、全てが初めての彼がいるので、緊張する間もなく、彼を慰めてここに来ました」と藤堂をいじり、会場を沸かせた。

また、「振り返ってみると、1番最初は2021年の3月に話が始まり、映画を作りたいんだというところから、最初はプロットみたいな。結構プロットを書くのが好きなんですよ。基本的に。そういうのから入って、脚本がスタートした」と明かした北村は、「本当に右も左もわからないので。こんなにたくさん台本・脚本を読んできたのに、いざ自分が書くとなると、すごく難しくて…というところからスタートしました」と回想。

「ずっと自分の口で、喋りながら書いていましたね。役者としての立場に立ちながら脚本を作るっていう、すごく楽しい作業だったんですけど、本当に難産というか、『本当に難しいな。脚本は』というところから始まりました」としみじみ語った。

◆北村匠海、脚本は「かなり熟考しながら」

さらに、どんな風に執筆していたのか問われると「普段、音楽活動の時に歌詞を自分が書くんですけど、そういう時は移動しながら書くことが多くて。ただ今回の脚本に関しては、割とずっと向き合い続けながら。移動しながらポンと浮かんだものをフラッシュで書くというよりは、かなり熟考しながら考えていました」と回答。

「『世界征服やめた』っていう楽曲は、高校生の時に出会っていて。その時に漠然と、不可思議/wonderboyからいただいたものを、自分は何か形にしなきゃいけないっていうのがあったので。勝手に責任感みたいなものも背負いながら。常に逃げちゃだめだと思いながら向き合い続けました」とも語った。

◆北村匠海、監督として見たいと思った役者とは

また、キャスティングについて問われると「本も書いていない段階で、撮りたいなって、監督の立場で見てみたいなって思った役者は、藤堂日向だったんですね。『東京リベンジャーズ』の時に出会ってて」と明言し、コロナ禍でオーディションを受けるチャンスもなかった藤堂の役者業への渇望を「撮りたいなって思ったのが1番最初で」と告白。

萩原に関しては、執筆を通じて主人公がどんどん自分になっていったとした上で「自分みたいな役者は誰だろう?ってなったら、利久しかいなくて」「役者的感覚が近い人は誰だろう?ってなったら、利久しか浮かばなくて。萩原利久という役者が持っている、不思議な存在感というか」と萩原への信頼を明かした。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

ジャンルで探す