北村匠海、闇堕ち公務員役で主演 “クズとワルしか出てこない”話題の小説「悪い夏」映画化決定【本人コメント】

【モデルプレス=2024/10/24】染井為人氏の小説『悪い夏』(角川文庫/KADOKAWA刊)が映画化され、2025年3月20日に全国公開決定。主演を俳優の北村匠海が務めることが発表された。

「悪い夏」ティザービジュアル(C)2025映画「悪い夏」製作委員会


(写真 : 「悪い夏」ティザービジュアル(C)2025映画「悪い夏」製作委員会)

◆「悪い夏」映画化決定

原作は、第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人のデビュー作『悪い夏』。真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木が、ふとしたきっかけでとんでもない犯罪行為に巻き込まれていく姿を描いた本作は、育児放棄寸前のシングルマザー、彼女を揺すり肉体関係を迫る公務員、裏社会の住人、生活保護の不正受給をするドラッグの売人など「クズとワルしか出てこない」と話題を呼び、累計18万部以上を売り上げた。

監督は田中圭、磯村勇斗、山田裕貴ら実力派の人気俳優たちを主演に迎え、数多くの傑作を作り上げてきた鬼才・城定秀夫氏。脚本は『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した俊英・向井康介氏。中毒者続出の極悪小説と日本映画界の旗手たちの奇跡の化学反応によって衝撃のサスペンス・エンターテインメントが誕生した。

◆北村匠海、“闇落ち公務員役”に

主人公・佐々木役を務めるのは、『東京リベンジャーズ』シリーズやNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』など映画・ドラマのヒット作が続き、来春から放送予定のNHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演する北村。真面目に生きるも気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく公務員を演じる。

城定監督作品に初出演となる北村は「城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました」と出演を熱望していたことを明かし、「それが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました」と鑑賞後に改めて実感。「優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします」とコメントを寄せた。

◆ティザービジュアル&特報解禁

あわせて解禁されたのは、ビビットカラーのビニールプールとは対照的に、ナイフを片手にまっすぐな視線を投げるその瞳の奥に闇が垣間見える佐々木が印象的なティザービジュアルだ。

さらに、佐々木が独白する強烈な特報が解禁。勤務先の役所の窓口で、闇に堕ちきった表情の佐々木が苛立ちや怒りを爆発させる姿が映し出される。ラストは「じゃあ、どうすればよかったんですか」の問いかけと佐々木のドアップで締めくくられ、破滅へと転落するストーリーが気になる映像になっている。(modelpress編集部)

◆北村匠海コメント全文

城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました。そしてそれが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました。 僕らはあの夏、ただただ悪かった。ただ良くなかった。上手く生きれなかった。そんな僕らを笑ってくれたら幸いです。優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします。スクリーンで皆様に届くことを楽しみにしています。

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