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乃木坂46バスラ、偉大な先輩の楽曲を受け継ぐということ<詳細ライブレポ/全36曲セットリスト>

【モデルプレス=2021/02/24】2021年2月23日、乃木坂46が9回目のバースデーライブ「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を無観客生配信で行った。卒業したメンバーの楽曲やポジションを後輩がいかに継承していくのか、また1年でどんな成長を遂げたのか、見どころが尽きない毎年恒例のライブ。今年は特にそれが色濃く感じられる3時間だった。

山下美月「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE」(提供写真)


(写真 : 山下美月「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE」(提供写真))

◆乃木坂46、10年目に突入

乃木坂46は毎年2月(2016・18年は夏開催)に持ち歌全曲を披露するバースデーライブを開催してきたが(昨年は4日間で200曲を披露)、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全メンバーで行うのは1日のみ。他の日程は1期~4期ごとの期別ライブとなる(※3月28日が2期生ライブ、同29日が1期生ライブ、3期、4期は決まり次第発表)。

影アナは“新生・真夏さんリスペクト軍団”として登場した秋元真夏、堀未央奈、梅澤美波、田村真佑の4人。「Overture」を挟み、オープニング楽曲は「ぐるぐるカーテン」。すべてが始まったデビュー曲を1~4期生全員、さらにスクリーンの過去VTRから生駒里奈ら卒業生も“加わって”歌い、盛大な幕開けを飾った。

ついに10年目に突入した心境を1期生の生田絵梨花は「10年あっという間じゃない?絶対あっという間じゃなかったのに、こんな風にあっという間だって言えるのは、すごく感慨深いなと思って。私ね、20代なんてあっという間だよっていう大人に憧れてたの。なんかかっこよくない?だからさ、後輩たちに心して聞いておいてほしいんだけど、10年なんてあっという間だよ。これから1期生はみんなこれがいっぱい言える、10周年イヤーなんだから。今年1年をもっと盛り上げようね」と笑顔で語った。

◆偉大な先輩の曲を受け継ぐということ

セットリストはここから表題曲を一気に畳みかける。「インフルエンサー」は3期生の山下美月と与田祐希でWセンターを務め、「シンクロニシティ」では同じく3期生の梅澤美波がセンター、さらに「帰り道は遠回りしたくなる」は4期生の遠藤さくらがセンターを務める。卒業した偉大な2人の先輩、白石麻衣と西野七瀬のセンター曲を後輩がしっかり受け取った瞬間だ。

梅澤美波は「バスラって先輩方が大切に歌ってきた楽曲がたくさんあって、それを披露する大切な日なので、私たち後輩としては先輩方の曲を責任を持ってパフォーマンスしたいと思っています」と話す。

受け継ぐのはセンターを務めるメンバーだけではない。高山一実が「帰り道は遠回りしたくなる」でセンター遠藤さくらの横に位置するファンにはたまらない演出など、今回はポジションのシャッフルがいつになく多かったが、誰がどのポジションに入ってもしっかりと役割をこなし、またこの日までの練習量がうかがえるとともにすべてが新鮮に映り、新しい乃木坂46、さらにそれが明るい未来であることを示していた。

◆1期生だけで橋本奈々未さんセンター曲「サヨナラの意味」披露

そして期別コーナーへ突入。4期生、3期生、2期生、1期生の順にパフォーマンスが行なわれた。特筆すべきは1期生パート。2期生~4期生が披露した楽曲と違い、オリジナルメンバーが多く卒業しているため、過去VTRとの連動演出や、この日のためのセンターやフォーメーションに温かさがあった。

「制服のマネキン」ではあえてセンター生駒里奈の代わりを置かず、生田絵梨花と星野みなみが二人でフロントを務め、齋藤飛鳥センターで1期生だけの「サヨナラの意味」は歌詞の意味に深みが増す。アンダー楽曲「狼に口笛を」は樋口日奈がセンターに入り、狼ダンサーと一緒に歌って踊った。

◆「しあわせの保護色」で大園桃子がセンター

VTRを通じてこの1年間を振り返るコーナー。2020年から世の中に新型コロナウイルスが蔓延し人々が日常を失う中、白石麻衣の卒業シングル「しあわせの保護色」を3月にリリース、6月に医療従事者へのチャリティソングとして配信された「世界中の隣人よ」、秋元康氏と小室哲哉氏が約10年ぶりにタッグを組み話題を呼んだ「Route 246」、またSNSを中心にバズった4期生曲「I see…」など、2020年の乃木坂46を象徴する楽曲が名を連ねていく。

「しあわせの保護色」では白石麻衣を慕っていた大園桃子がセンターを務め“桃子センター”がTwitterのトレンド入り。生田絵梨花や松村沙友理など1期生に囲まれながら、優しい歌声を響かせた。

◆新センター山下美月が語った今の想い

本編最後は「僕は僕を好きになる」。選抜メンバーだけではなく、フルメンバーで披露した。この最新シングルでセンターを務めているのが3期生の山下美月。歌唱前には先輩から受け継いだセンターへの本音を語った。

「初めてセンターをやるということを聞いたときは、今の自分にはあまりに背負うものが大きすぎて。逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、って最初は自分に言い聞かせていました。でもそんなときに手を差し伸べてくれたメンバー、スタッフさん、ファンのみなさん、本当にたくさんの方々のおかげで自分は一人じゃないんだということを実感することができました。乃木坂のセンターという大きすぎる場所に、私が今ちゃんと立てているのか、正直まだ自信がありません。でもこんな私でも笑顔で迎えてくださって、居場所を作ってくれるみなさんがいてくださったおかげで、自分のことをちょっとだけ好きになれたような気がしています。みなさんにちゃんと恩返しができるように、これからもたくさんの笑顔と幸せを届け続けることを約束します」。

◆堀未央奈にとってラスト全員ライブ

アンコールは卒業を控えている堀未央奈を中心に展開。「そんなバカな・・・」では同期の2期生から3期生、4期生、そして1期生が堀未央奈を囲んで歌っていく演出があり、「ダンケシェーン」では生田絵梨花が冒頭の歌詞を「“未央奈”の温かい~♪その背中が好きだった~♪」とアレンジする粋な演出で盛り上げた。

堀未央奈は「あまり最後っていう実感がなくて、まだふわふわした感じ。ファンの方もそうですしスタッフさんのみなさん、家族もそうだし友だちとか本当に今までたくさんの方が応援してくださって私が存在していました。もうあとちょっとしか乃木坂にいないけど…」と話すと声をつまらせて涙を流し「あ~、悲しくなっちゃった。1番はメンバーと離れるのが寂しいです。残りの時間、いろんな思い出を作れるように楽しみたいなと思いますし、直接会いたかったんですけど会えなかったファンのみなさんにも感謝の気持ちを伝えたいです」と心境を語った。

「ダンケシェーン」では最後にお決まりのフレーズ“やっぱ乃木坂だな”があり、秋元真夏はこの日“やっぱ未央奈だな”と決める予定がまさかの失敗。「ちょっとショックなことが起きた。今さ“やっぱ未央奈だな”ってやりたいからマイクを取ったのに“やっぱ乃木坂だな”って言っちゃった…」とがっくり。メンバーが野次を飛ばし始めるなか「もう1回やり直していい?最後だけいいですか?本当にショック、どうしよう。お願いします!ミュージックスタート!」と仕切り直し、無事に“やっぱ未央奈だな”を成立させた。

堀未央奈のラストステージは3月28日(日)開催の「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」(無観客・生配信)。“3月28日”は2期生の最終オーディションの日で、いわば2期生の結成記念日だ。

◆~10回目の誕生日への期待~

年を追うごとに温かさが増していくバースデーライブ。「卒業したもの、新しく入ってきたもの、変わっていく自分に気づくもの、変わらないものを見つけるもの」(※「前夜祭」VTRナレーションより)。乃木坂46の10年目はまだまだ坂の通過点のように思う。さらなる大きいステージへ。10回目の誕生日はどんな景色が広がるのか、楽しみでしかたない。(modelpress編集部)

◆乃木坂46「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」セットリスト

M1:ぐるぐるカーテン
M2:インフルエンサー
M3:シンクロニシティ
M4:何度目の青空か?
M5:帰り道は遠回りしたくなる
M6:君の名は希望

<期別ブロック>
【4期生】
M7:夜明けまで強がらなくてもいい
M8:キスの手裏剣
M9:Out of the blue
【3期生】
M10:逃げ水
M11:トキトキメキメキ
M12:毎日がBrand new day
【2期生】
M13:バレッタ
M14:アナスターシャ
M15:ライブ神
【1期生】
M16:制服のマネキン
M17:サヨナラの意味
M18:狼に口笛を

<2020年ブロック>
M19:しあわせの保護色
M20:ゆっくりと咲く花
M21:世界中の隣人よ
M22:Route 246
M23:明日がある理由
M24:ファンタスティック3色パン
M25:I see…
M26:口ほどにもないKISS
M27:自惚れビーチ
M28:日常
M29 Wilderness world

M30 いつかできるから今日できる
M31 おいでシャンプー
M32 Sing Out!
M33 僕は僕を好きになる

<アンコール>
EN1 そんなバカな・・・
EN2 ダンケシェーン
EN3 乃木坂の詩


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