福原遥『舞いあがれ!』で夢見ていた朝ドラヒロインに「作品をたくさんの人に届けたい」

10月3日(月)から放送がスタートするNHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』。“ものづくりの町”東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島を舞台に、さまざまな人たちと絆を深め合いながら、空を飛ぶ夢を向かっていく姿を描いた物語で、夢にまい進する主人公・岩倉舞を演じるのが女優・福原遥だ。小学生から芸能活動を行っている福原が「ずっと夢見ていた」という朝ドラヒロインに挑む思いを語った。






福原と言えば、NHK・Eテレにて放送されていた子供向け料理番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の主人公・まいんちゃんとしてお茶の間の人気を博していたが、連続テレビ小説を意識したのは、2011年に放送された「おひさま」を観てからだという。


当時中学生だった福原は「学校のことや仕事のことなど悩んでいた時期だったんです」と振り返ると「(井上真央演じる)ヒロインの陽子が、困難があっても明るく前向きに進んでいく姿を見て、自分の捉え方一つで大きく変わるんだとすごく勇気をもらいました。自分もいつかこんな素敵な作品に出られたら」と“朝ドラ”という作品への思いが募ったという。


そして2021年、2545人のオーディションを経て、朝ドラヒロインに選ばれた。「まさかと思いました。実感が沸かないけれど涙が出てしまって……」と率直な感想を述べると「ずっと夢に見ていたというか、出演したいと思って頑張ってきたので、いま私が持っている力を全部出し切って、観てくださる方に前向きなメッセージを届けたいです」と抱負を語った。


福原が朝ドラヒロインを務めることが発表された際、とても反響が大きかったという。「携帯が鳴りやまなかったです」と明かすと「ちょうどオーディションを受けたとき、作品をご一緒していた方々も、自分のことのように喜んでくださったので嬉しかったです」と笑顔を見せる。




舞は“ものづくりの町”東大阪で町工場を営む父・母、兄との4人暮らし。引っ込み思案の性格だったが、祖母が住む自然豊かな長崎・五島列島で見た力強く舞い上がる「ばらもん凧」に魅せられ、大空に憧れを抱くようになる。


福原は「舞ちゃんは人の気持ちや考えていることを敏感に感じることができる素敵な女の子なんです」と役柄ついて説明すると「そんな性格のため、小さいころは自分の意見が言えずに熱が出てしまったり、いっぱいいっぱいになってしまったりするような女の子。でも芯の部分では『こうなりたい』という強い意志を持っている子で、成長していくにつれて『とにかくやってみよう』と積極的になっていくので、そういう思いを大切にしながら演じています」と役へのアプローチ方法を語っていた。


自身と似ている部分を問われると「私も『こうしたい』という思いはあるのですが、あまり自分の思っていることを表に出せない人間なので、舞ちゃんに共感できる部分が多いです」と回答。それでも「自分自身は強くなりたいという思いがあるので、舞ちゃんに助けてもらいながら、一緒に強くなっていければいいなと思っています」と役柄と共に成長していければ……と意気込んでいた。


朝ドラのヒロインと言えば、経験した女優さんは膨大なセリフ量を印象に挙げることが多い。福原は「毎日必死にやっています」と語ると「でも大変という思いよりも、演じることがすごく楽しいんです」と充実した日々であることを強調する。さらに福原は、父役の高橋克典、母役の永作博美、兄役の横山裕をはじめとするキャスト陣に触れ「贅沢な現場。第二の家族のような感覚でお芝居をさせてもらっています。本当に素敵な方々ばかりなので、毎日刺激をいただいています」と目を輝かせる。


また、すでに「なにわバードマン」パートの撮影も始まっているという。「仲間がとてもエネルギッシュ。人力飛行機を飛ばすためにみんなが一つにまとまっていく場面などは、団結力もすごく、まさに青春という感じです」と見どころとしてあげていた。


朝ドラ特有のスピード感については、「最初はちゃんとついていけるかなとドキドキしていたのですが、いい緊張感のなか、メリハリをつけて頑張っていきたいです」としっかり食らいついていくことを宣言。


「朝ドラヒロイン」という大きな夢を実現中の福原。いまは「とにかくこの作品をたくさんの方に届けたい」と思いを吐露する「このドラマを観て、ちょっとでも夢を持って前に進んでいこうと思えってもらえれば」と作品に込めた思いを語っていた。


取材・文:磯部正和


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