テレビ朝日が「世界水泳」から撤退濃厚な「3つの理由」と「ブランドメージ」問題

「水泳世界選手権」中継を担当するテレビ朝日が、近く撤退する可能性が高まっている。一部報道により明らかになったのだが、テレビ朝日関係者が事情を語る。

「テレビ朝日は『世界水泳』の番組名で長年放送しておりますが、来年のシンガポール大会までは確実に放送します。ただ、その先は決まっていない。つまりは撤退濃厚ということです。理由は単純で、放映権料が高騰していること、スポンサーがつかないこと、ヒーローやヒロインが出てこないことの3つありますね」

 人気アーティストのヒット曲「Ultra Soul」に乗せて中継する姿は、お笑い芸人がマネをするなど、競泳ブームを巻き起こしたこともあったが、

「テレビ朝日にとって、局のブランドイメージを支えたスポーツ中継なので、痛手なのは間違いないですよ。フィギュアスケートにも力を入れていましたが、こちらも近年は関東ローカルの深夜録画中継が目立っており、撤退を匂わせている。残るは侍ジャパンでお馴染みの野球だけになりますね。これも2026年のWBCがメインとなりますが、いつ放映権料が高騰するか分からない。同じ侍ジャパン中継を担当するTBSは一部試合を『間引き』しています」(在京テレビ局編成マン)

 尻すぼみを感じるスポーツ中継事情なのである。

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