楕円形の空間で浸るモネの世界…国立西洋美術館「モネ 睡蓮のとき」5日開幕

 印象派の巨匠クロード・モネ(1840~1926年)の晩年に焦点をあてた「モネ  睡蓮すいれん のとき」(読売新聞社など主催)が5日、東京・上野公園の国立西洋美術館で開幕する。

内覧会が行われた「モネ 睡蓮のとき」展(4日、東京都台東区の国立西洋美術館で)=青山謙太郎撮影

 日本初公開作品7点を含む仏パリのマルモッタン・モネ美術館の珠玉のコレクション約50点に、日本国内に所蔵されている名品を加えた計約70点が展示される。

 4日の内覧会では、スイレンの池を描いた作品ばかりを 楕円だえん 形の空間に配した展示室などで、来場者がモネの世界に浸っていた。

 会期は来年2月11日まで。その後3月7日から6月8日は京都市京セラ美術館、6月21日から9月15日は豊田市美術館(愛知県)に巡回する。

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