森崎ウィン、映画『まる』で自身のルーツに紐づく役柄に挑戦! 堂本剛との場面写真も公開

堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を務める『まる』の場面写真が公開された。

堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなす毎日に慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語だ。

共演には綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美といったキャストたちが集結。監督は『波紋』で第33回日本映画批評家大賞・監督賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得る荻上直子が務める。

このたび公開されたのは、森崎演じるミャンマー出身のコンビニ店員・モーと沢田を捉えた場面写真2点。沢田がひょんなことから働くことになったコンビニで、沢田に仕事を教え共に働くモーは、コンビニを訪れた客からイントネーションをからかわれる等の差別を受けても、いつも明るく前向きで、沢田も次第に心を開いていく。

森崎はミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日。その後中学2年生の時にスカウトされ芸能活動を開始した。俳優としてドラマや映画、舞台で活躍し、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレーヤー1』で主要キャストに抜擢されるなど、日本だけではなく海外でも活動の場を広げている。そんな森崎が自身のルーツに紐づく役柄で、沢田に影響を与えていくことになる。

先日行われた完成報告イベントで森崎は、堂本との共演について「お芝居の現場では(ご一緒するのが)初めてだったので戸惑いや緊張がありましたが、特別なにか言葉をかけて現場をギュッとするわけではなく、(堂本さんの)存在感自体が現場を大きく包み込んでくださって、コンビニにいるのがすごく居心地良かったです」と語っていた。

また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る森崎は、「ミャンマー人としてミャンマー人を演じられたのは感慨深く、この作品に出会わせていただいたことに感謝しています」とクランクアップ時に語っており、自身にとっても思い入れのある役柄となったようだ。

<作品情報>
映画『まる

10月18日(金) 公開

公式サイト:
https://maru.asmik-ace.co.jp

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