実写版『【推しの子】』櫻井海音がアクア役への覚悟を語る「この役は僕以外にやらせたくない」

Amazonと東映の共同プロジェクトによって製作される実写版『【推しの子】』で主人公・アクアを演じる櫻井海音のコメントが到着した。

赤坂アカと横槍メンゴがタッグを組み、2020年に週刊ヤングジャンプで連載がスタートした『【推しの子】』は、伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇なく切り込む斬新なストーリーが話題となり、コミックスの累計発行部数は1,800万部を突破(※2024年7月現在)。現在アニメ第2期も放送されている。

母であるアイ(齋藤飛鳥)の死の真相を巡り、復讐心を燃やして“芸能界”へと潜り込むアクア役に体当たりで挑んだ櫻井。近年は『VIVANT』や『アオハライド Season1』など話題作への出演が続き、俳優として着実にキャリアを重ねているが、本作への挑戦には大きなプレッシャーを感じたという。「元々、お話をいただく前から原作を読ませていただいていて、すごく好きな作品でした。“もし実写化するならアクア役をやりたい”と思っていたら、本当にお話をいただけて。大好きな作品だし、ファンも沢山いる作品なので、めちゃくちゃプレッシャーはありました」と胸中を明かした。

また「プレッシャーはありましたが、でもそれ以上にアクア役をやりたい気持ちが強すぎて、最初に監督やプロデューサーと話した際、“この役は正直僕以外にやらせたくないです”と、正直な気持ちを伝えさせていただきました」と、オファー当時の心境を語った。

そんな櫻井は、2023年11月から2024年の3月まで4カ月以上の長期で行われた本作の撮影期間中、改めて原作を読み込み、徹底的にアクアというキャラクターを自身に落とし込んだという。

「第一はやっぱり原作への気持ちというか。赤坂アカ先生・横槍メンゴ先生がこの世に生み出してくださったものを、いかに自分に投影させて演じることができるかという気持ちがありました。絶対に原作の持つアクアのイメージを崩したくなかったので、毎シーン毎シーン撮る前に、原作にある同じシーンを見てアクアがどういう表情しているか、どういう動きをしているか、座っているか立っているか、ポケットに手を入れているか、入れていないか、など細かいところまでできる限りやりたいと思って臨みました」と役作りについて振り返った。

撮影現場には、原作者の赤坂アカ、横槍メンゴも何度か訪れたそうで、「初めてお会いした際は緊張しすぎて、棒立ちでした。後から聞いたのですが、赤坂先生・横槍先生から見ても“めちゃくちゃ緊張してたよ”みたいな感じだったらしく……(笑)。それくらい好きで、リスペクトしている作品の先生に会うというのはものすごく緊張することでした。でも、2回目にお会いしたときは、おふたりがフランクに接してくださったおかげで、緊張せずに色々と会話をさせていただけました」と、当時の様子を語る。

大きなプレッシャーを抱えながらも、充実した撮影を走り切った櫻井は、「自分の大好きな作品で、ずっとやりたいと思っていた役を色々な人に支えていただきながら、アクアを演じられたのは、俳優としてものすごく貴重な経験。皆で作り上げた実写【推しの子】を、ひとりでも多くの方に見ていただきたいです」と、座長としての確かな手応えを明かしている。

併せて公開となったスチールでは、光と影に包まれた“芸能界”を舞台に、復讐を果たすため手段を厭わず欲望と嘘を利用する、アクア役に挑む櫻井の真剣な眼差しが映し出されている。

<作品情報>
『【推しの子】』

ドラマシリーズ:2024年11月28日(木) 21:00よりPrime Videoで独占配信(全8話)
映画:2024年12月20日(金) 公開

『【推しの子】』ティザービジュアル

公式サイト:
https://oshinoko-lapj.com

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

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