上川隆也、林原めぐみ、山寺宏一によるコメントも 音楽朗読劇『Mr.Prisoner』再々演が開幕

『プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~』が、2024年8月21日(水) に東京・シアタークリエで初日を迎えた。

藤沢文翁が原作・脚本・演出を手がけるVOICARIONは、一流の役者たちの類稀な表現力と、同じく出演者のひとりとして物語を奏でる最上級の生演奏、美しい照明・美術、役者一人ひとりに合わせ丁寧に仕立てられた衣裳によって、観客の想像力を無限に羽ばたかせ、この上なく豊かな観劇体験を届けている人気シリーズ。『Mr.Prisoner』は2016年のVOICARION立ち上げ公演を飾った名作で、今回はオリジナルキャストである上川隆也、林原めぐみ、山寺宏一が再集結し、再々演される。

また本作の舞台写真とキャスト3人によるコメントが到着。山寺は「沢山のお客様の前で演じられることの喜びを噛み締めています。自分の集大成ともいえる大大大好きな作品です。自分が書いた訳ではありませんが(笑)。それくらい、今まで声優として培ってきたものをすべて表現できたらと思っております」と本作に懸ける想いを語った。

上川は3度目の上演となる本作に対し、新鮮な気持ちで向き合えているという。その理由について「限られた稽古期間で的確に演出してくださる文翁さんと、それをしっかりと具現化される山寺さん、林原さんという共演者を目の当たりにして、僕自身も5年前、8年前とは決して同じではいられなかったというのが真相だと思います」と語り、「こうして初日を迎える直前の空気も、和んでいるようで、実は目に見えないピリピリ感があり、しかしそれも心地良いものだと感じています。こうした演劇環境の中でお客様と向き合えることを、本当に幸せに思います」と今の心境を明かした。

林原は「日頃演じている姿を皆さんにお見せすることのない仕事ですけれども、キャラクターを行き来して、時代を行き来して、皆さんの脳裏に景色をお届けする誘い人となるべく、五十路を越えてまさかの初体験となる2週間という公演期間、楽しみながら、そして、引き締めながら、挑みたいと思っています」と意気込みを語った。

『プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~』は、9月1日(日) まで同所で上演される。

『プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~』山寺宏一、上川隆也、林原めぐみのコメント全文

■山寺宏一
待ちに待った『Mr.Prisoner』再々演、開幕しました!
沢山のお客様の前で演じられることの喜びを噛み締めています。
自分の集大成ともいえる大大大好きな作品です。自分が書いた訳ではありませんが(笑)。 それくらい、今まで声優として培ってきたものをすべて表現できたらと思っております。
生きていく上で大切な言葉がたくさん散りばめられた美しい作品。演じていていつも涙と鼻水が止まらないのですが……なんとかそれを堪えて、お客様に感動していただけるように。200%信頼できる共演者、スタッフに囲まれて、あとは自分が頑張るだけです。
これが面白くないと言われたら、もう朗読劇には出ません。声優を辞めます!
……なんて思うくらい、おすすめの作品。是非、観ていただきたいです!

■上川隆也
山寺さんが不穏なことをおっしゃっていますが、私と林原さんで全面的にお止めいたしますので、まずファンの方々はご安心いただきたいと思います(笑)。
最初にご一緒した2016年から数えて8年目。三演目を迎えた『Mr.Prisoner』ですが、実に新鮮に作品に向き合えています。
限られた稽古期間で的確に演出してくださる文翁さんと、それをしっかりと具現化される山寺さん、林原さんという共演者を目の当たりにして、僕自身も5年前、8年前とは決して同じではいられなかったというのが真相だと思います。
こうして初日を迎える直前の空気も、和んでいるようで、実は目に見えないピリピリ感があり、しかしそれも心地良いものだと感じています。こうした演劇環境の中でお客様と向き合えることを、本当に幸せに思います。新たな『Mr.Prisoner』をお届けできる強い予感とともに、お客様の前に臨みたいと思います。

■林原めぐみ
日頃は声優として、人からは見えないところで仕事をするのを生業としておりまして、外に出るのは大変苦手なのですが、山寺さんや上川さんや、本当に素晴らしい脚本とスタッフの皆さんに囲まれて、こんな私を外に引っ張り出していただいて、日の目を見る場所に連れてこられるというのもすごく運命だなと感じているところです。ロンドン塔の地下3階ですけれども(笑)。日頃演じている姿を皆さんにお見せすることのない仕事ですけれども、キャラクターを行き来して、時代を行き来して、皆さんの脳裏に景色をお届けする誘い人となるべく、五十路を越えてまさかの初体験となる2週間という公演期間、楽しみながら、そして、引き締めながら、挑みたいと思っています。よろしくお願いします。

【あらすじ】
19世紀 英国
ロンドン塔(Tower of London)地下3階には光を通さない分厚い鉄扉の独居房があった

そこにはひとりの囚人が幽閉されていて
囚人の周囲には、不思議な指示が出されていたという……

“牢屋番は耳の不自由なものにせよ”

囚人番号252号……
彼は「絶対に声を聞いてはならない囚人」と呼ばれていた……

<公演情報>
プレミア音楽朗読劇 VOICARION XVIII ~Mr.Prisoner~

原作・脚本・演出:藤沢文翁
作曲・音楽監督:小杉紗代
出演:上川隆也 林原めぐみ 山寺宏一

【ミュージシャン】
ピアノ:斎藤龍
ヴァイオリン:印田千裕
チェロ:堀沙也香(出演:8月21日(水)~24日(土)・9月1日(日))/印田陽介(出演:8月25日(日)~31日(土))
パーカッション:稲野珠緒

日程:2024年8月21日(水)~9月1日(日)
会場:東京・シアタークリエ

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/2024prisoner/

公式サイト:
https://www.tohostage.com/voicarion/2024prisoner/

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