主演・岩本照(Snow Man)×演出・上田一豪で再演 ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』本日開幕
実在した天才詐欺師フランク・W・アバグネイル・Jrの自伝小説「世界をだました男」を原作に、レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクス出演による映画化を経て、2009年にアメリカで舞台化された『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。2011年にはブロードウェイに進出してトニー賞にノミネートされるなど高い評価を獲得し、2022年に上田一豪演出、岩本照主演による新バージョンとして初演されたミュージカルが、本日8月19日(月)より東京・東京国際フォーラム ホールCにて再演される。
物語の始まりは1968年のニューヨーク州ブロンクスヴィル。16歳のフランク・ジュニア(岩本)は、父のフランク・シニア(岸祐二)、母のポーラ(春野寿美礼)と仲良く暮らしていたが、父が事業に失敗したことで家庭が崩壊。ひとりマンハッタンに渡ると、身分証と小切手の偽造を思いつき、さらにはパイロットになりすまして世界中を旅する生活を送り始める。やがて捜査に乗り出したFBI捜査官ハンラティ(吉田栄作)の手を辛くも逃れ、パイロットから医者へと姿を変えたフランク。看護師ブレンダ(仙名彩世)と出会って恋に落ちるが、ブレンダの両親(阿部裕、生田智子)のような温かい家庭を築こうと結婚を誓った矢先、ハンラティの捜査の手が再びフランクに迫る……。
見どころは、テレンス・マクナリー(『蜘蛛女のキス』『ラグタイム』『アナスタシア』)、マーク・シャイマン&スコット・ウィットマン(『ヘアスプレー』『チャーリーとチョコレート工場』『お熱いのがお好き』)というブロードウェイの大御所が手掛けたワクワクする脚本と音楽、上田一豪(『ネクスト・トゥ・ノーマル』『四月は君の嘘』『この世界の片隅に』)によるスタイリッシュな演出、そして岩本照と吉田栄作の再共演。追われる詐欺師と追う捜査官という関係にありながら、いつしか奇妙な友情を感じ始めるフランク役とハンラティ役を初演に続いて演じるふたりの、さらに深まった芝居に期待が高まる。
文:熊田音子
<公演情報>
ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
脚本:テレンス・マクナリー
作曲:マーク・シャイマン
作詞:マーク・シャイマン、スコット・ウィットマン
演出・翻訳・訳詞:上田一豪
出演:
岩本照 仙名彩世 岸祐二 生田智子 阿部裕 春野寿美礼 吉田栄作
鎌田誠樹 伊藤広祥 中谷優心 可知寛子 清水彩花
榎本成志 尾関晃輔 輝生かなで 菊地まさはる 鈴木満梨奈 田中真由 中嶋紗希 元榮菜摘 山田美貴
横山達夫 りんたろう
【東京公演】
2024年8月19日(月)~9月8日(日)
会場:東京国際フォーラム ホールC
【大阪公演】
2024年9月13日(金)~9月17日(火)
会場:オリックス劇場
08/19 08:00
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