今年もこの季節がやってきた! 長谷川寧演出、山﨑玲奈主演版『ピーター・パン』本日開幕

1981年の日本初演以来、コロナ禍により中止となった2020年を除き、毎年欠かさず上演されている夏の風物詩的ミュージカル『ピーター・パン』。元々はかのジェローム・ロビンズ(『ウエスト・サイド・ストーリー』)が演出・振付を手掛けたブロードウェイのヒット作(1954年初演)だが、日本では当初より日本オリジナル演出で上演されており、数年おきに演出家が替わって新風を吹き込んでいることも長く続いている秘密のひとつだ。昨年新たに誕生した長谷川寧演出・振付、福田響志翻訳・訳詞、11代目ピーター・パン山﨑玲奈主演版が、本日7月24日(水) に東京・東京国際フォーラム ホールCにて再演の幕を開ける。

楽しくも切ない冒険物語、心が弾む音楽、迫力あふれるダンスとアクション、そして代名詞のフライング。見どころ満載の舞台を彩る今年のメインキャストは、昨年からの続投となる山﨑とフック船長役の小野田龍之介、初めてウェンディ役を演じる鈴木梨央、昨年は別の役で出演していたタイガー・リリー役の住玲衣奈、そして2年振りの登板で、長谷川版には初登場となるダーリング夫人役の壮一帆という顔ぶれ。

続投の3人はそれぞれ、「必死に生きている人間の姿を見せたい、大人が本気でやっている姿を子どもに見てもらいたいというのが去年のテーマでした。公演を経てそれは正しかったなということを感じられたので、今年も引き続きそれを推し進められれば」(長谷川)、「子どもの頃に見たピーター・パンは本当にかっこよくて、イケメンで、ヒーローのような印象があります。今年はそんなピーター・パンのちょっと寂しがり屋な部分だったり、少し意地悪でいたずらっぽい部分も大切にしていきたい」(山﨑)、「今年はより一層ピーター・パンを輝かせることができるよう、チャーミングな小野田の部分は隠して、嫌なやつに徹して演じていきたい(笑)」(小野田)と話しており、好評を博した昨年版を踏襲しつつ、さらにパワーアップした舞台が期待できそうだ。

2023年公演舞台映像ダイジェスト

製作発表ダイジェスト

文:熊田音子

<公演情報>
青山メインランドファンタジースペシャル
ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』

原作:サー・J・M・バリによる作品を元にしたミュージカル
作詞:キャロリン・リー
作曲:モリス(ムース)・チャーラップ
翻訳・訳詞:福田響志
演出・振付:長谷川寧

【キャスト】
ピーター・パン:山﨑玲奈
フック船長:小野田龍之介
ウェンディ:鈴木梨央

ダーリング夫人:壮一帆

タイガー・リリー:住玲衣奈

パイレーツ:今村洋一、荒川湧太、加瀬友音、鈴木真之介、鳥居留圭、渡部又吁
ロストボーイズ:小熊綸、梶みなみ、田代明、德岡明、松尾音音
モリビト:ASUKA、石原詩月、伊藤奨、児玉彩愛、小宮海里、七理ひなの、古澤美樹、森田駿介

ジョン(Wキャスト):畠中一花、三木美怜
マイケル(Wキャスト):杉山穂乃果、須田麗央
スウィング:島野知也、三井夕萌

【東京公演】
2024年7月24日(水)~8月2日(金)
会場:東京国際フォーラム ホールC

【愛知公演】
2024年8月11日(日・祝)・12日(月・休)
会場:御園座

【広島公演】
2024年8月17日(土)・18日(日)
会場:広島文化学園HBGホール

【魚津(富山)公演】
2024年8月24日(土)・25日(日)
会場:新川文化ホール 大ホール

【大阪公演】
2024年8月31日(土)
会場:梅田芸術劇場メインホール

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/peterpan/

公式サイト:
https://horipro-stage.jp/stage/peterpan/

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