フジロックプレイベント「FUJI ROCK WEEK 2024 at 東京ミッドタウン八重洲」オフィシャルレポ
『FUJI ROCK FESTIVAL '24』を1カ月後に控えた6月28日(金) から3日間、本番前に一足早く東京でフジロックを体感できるプレイベントが開催された。
ここでは、7月26日(金) から28日(日) にわたって開催される『FUJI ROCK FESTIVAL '24』に先駆けて、6月最後の週末に、東京の真ん中八重洲で開催されたフジロック・プレイベント『FUJI ROCK WEEK 2024 at 東京ミッドタウン八重洲』のオフィシャルレポートをお届けする。
初日6月28日(金) はMaika Loubteからライブはスタート。あいにくの雨にもかかわらず続々と人が集まりだす中、アナログシンセサイザーによる弾き語りで透明感のある歌声が響くと会場は優しいムードに包まれ一気に彼女の世界観に引き込んだ。
続くTENDREのステージが始まると、心地よく響く歌声に体を揺らしながら聞き入る人たちで会場は多幸感あふれる空間に。曲の間にフジロックに出演した時のエピソードなども交えお客さんに語りかける姿が印象的だった。
2日目の6月29日(土) は、パソコン音楽クラブからスタート。この日は天気にも恵まれ早くから多くのお客さんが来場する中、いつもとは少し違うアンビエントなセットを披露。心地よいチルアウトな空間を演出した。
日差しも徐々に弱まりだし気持ちのいい風が吹くなか、 崎山蒼志がステージに登場。伸びやかな歌声とギターによる美しいメロディ、30分という短い演奏時間にもかかわらず多彩な音楽性でその場にいる人を魅了した。
夕暮れ時になり、続いて登場したKan Sanoは、ひとりの演奏とは思えないほどカラフルなパフォーマンスで歌詞の一つひとつを大事に歌い上げその場のお客さんの胸を打つパフォーマンスを披露してくれた。
2日目の最後を締めてくれたのは、カラフト・アイヌの伝統弦楽器『トンコリ』を現代に復活させたOKI DUB AINU BAND 。電化したトンコリに強靭なベースとドラムサウンドが絡み合うヘヴィなライブサウンドが夜の八重洲を盛り上げてくれた。
最終日の6月30日(日)、ファミリー層も多い中YeYeの穏やかな歌声が響くと、体を揺らして聞き入る親子や飲み物片手に気持ちよさそうに聞き入る人たちなど、苗場の風景がその一瞬再現されたようだった。
続いて登場した荒谷翔大はSOLO SETでの出演。小気味よいギターの音と優しく艶のある歌声が会場に響くと、通りすがりの人たちも立ち止まり聞き入っていた。
プレイベントの最後を飾ったのは、自由な発想とユニークな視点で活動の場を広げているさらさ 。オーガニックな歌声とギターの弾き語りは耳に心地よく響き、その場にいる誰もが自然に体を揺らしながら聞き入っていた。
さらに、フジロックの会場で一番高い場所にあるステージ、Day Dreamingに今年出演するDJが一足早く八重洲に結集。「オールナイトヤエパブ」として6月28日(金) の深夜を大いに盛り上げてくれた。
さらに2日目はDJイベントも開催。フジロックRED MARQUEEに出演するgroup_Inouのimaiや、SAMO、さらにNo BusesのCwondoが、フジロックの深夜を彷彿とさせるプレイを披露した。
そして、東京駅側のゲートから奥のステージまで続く会場にガーランドやグリーン、アートなどが設置され、フジロックらしいフェス空間を演出。フジロックで大人気のワークショップ「My 1st FUJIROCK 缶バッジ」「キーフーダーづくり」も特別に実施。多くの親子連れで賑わった。
Photo: (C) Taio Konishi
<イベント情報>
『FUJI ROCK FESTIVAL '24』
7月26日(金)~28日(日) 新潟・苗場スキー場
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/events/frf/
07/01 16:40
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