堂本光一が映画『フェラーリ』の見どころをアピール「衝撃シーンもあるので楽しんで」

映画『フェラーリ』の先行上映会イベントが6月24日に都内映画館で開催され、“宣伝コメンダトーレ”に就任した堂本光一が登壇した。

本作は、F1界の“帝王”と呼ばれたエンツォ・フェラーリの情熱と狂気を圧倒的熱量で描く衝撃の実話。『フォードvsフェラーリ』で製作総指揮を務めたマイケル・マンが監督、錚々たる巨匠たちから引く手あまたの演技派アダム・ドライバーが主演を務める。

「コメンダトーレ」とは、主人公のフェラーリが従業員やドライバー、仲間たちから呼ばれていた愛称で、「社長」「騎士団長」という意味がある。そんな「宣伝コメンダトーレ」に就任したフェラーリ好きの堂本は、“コメンダトーレ”という称号に「滅相も無い! 荷が重いという気持ちと嬉しい気持ちと」と恐縮しつつも「でも自分が魅力を話すことで『フェラーリ』の素晴らしさが伝わればいいなと思います」と意気込んでいた。

この日の会場は満員御礼。劇場を見回すと堂本ファンも多く「(本作の凄さについて)たぶん、お前らにはわからん!」と堂本が毒舌を吐くと、何故かファンは大喜びの拍手喝采。これには堂本も「拍手じゃないよ! だってフェラーリに興味ないだろう?」と大笑いだった。

先んじて本作を鑑賞した堂本は「ワクワクして見たけれど、想像とは違った内容で驚いた。フェラーリというと、煌びやかでレースにも強くて……という世界観をイメージしがちだけれど、決してそれだけではないことを実話として描いている。見たらビックリするはず」と重厚なストーリーに度肝を抜かれた様子だった。

また、堂本がコメンダトーレとして出演した本作の15秒テレビCMも上映。堂本は「ホンマに感想を言っているだけ……」と苦笑いしつつも、「アダム・ドライバーがエンツォ・フェラーリに似ているし、役者の皆さんが素晴らしくてマイケル・マン監督が描きたかったことも色々な角度から見られる。車の美しさもさることながら、人間模様を大事にした映画」と宣伝コメンダトーレとしての映画見どころをアピールした。

堂本自身はフェラーリ430スクーデリアを所有しているが「鉄板剥き出しでエンジンの振動も響くし、乗るには気合のいる車です。乗るたびに“お前、乗れんのか?”と試されているようで、でもそれが心地よい。どちらかと言うと僕はM気質なので」と熱弁。フェラーリの特色として「レースに勝つために乗用車を売っている会社」だとし、「そんなことをしているのはフェラーリのみ。だから僕も頑張って乗っている。わけのわからないところがしょっちゅう壊れたりするけれど、それでもいい。F1でフェラーリが勝つと“俺の資金がそこにいってるやん!”と、そんな気持ちになれるから」とMならではのマインドでフェラーリへの愛を語っていた。

劇中でフェラーリは全てを投げうってレースに挑むなど、仕事・勝負にその「情熱」を捧げている。これにちなんで「情熱を捧げていること」を聞かれた堂本は、作・構成・演出・主演を担当する舞台『Endless SHOCK』を挙げて「そこに命を捧げてきたのは間違いない」と自負。今年終幕が決まっているが「いつも通りやるのが大事。いつも通り稽古に情熱を注いで、本番もいつも通りやる。でもいつも通りは難しい。ミスは毎日起こるのでどこをどう修正していくのか、そこが大事」と実感を込めていた。

本作には、フェラーリの波乱と激動の1年、彼にとってのまさに「転換期」が描かれている。これにちなんで、自身のキャリアにおいてのターニングポイントを聞かれると「この仕事を始めたこともそうだし、デビューしたことも、帝劇に初めて立ったこともそう。ある意味、帝劇ラストイヤーでやっている今もターニングポイントなのかもしれない」とエンターテイナーとしての心境を吐露していた。

最後に堂本は、宣伝コメンダトーレとして「人間的な部分も描かれていて、そんな部分も含めて情熱を捧げる事などに視点を置いて見るのもいい。車の素晴らしさ、美しさ、音の良さも伝わるだろうし、レースシーンでフェラーリが連なって走る場面はとにかくシビれます」とアピール。「そこでシビれない人は僕とは共感できません! それこそ圧巻! 衝撃シーンもあるので楽しんで」と最後の最後まで圧倒的熱量のフェラーリ愛を放っていた。

<作品情報>
映画『フェラーリ

7月5日(金) 公開

公式サイト:
https://www.ferrari-movie.jp

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