香取慎吾、ソロ歌手としての覚悟固まる「これからも…」 決意表明の新作で中森明菜とコラボ「幸せ」
●「ソロ歌手としてずっとやっていきます」という思い込めた3rdアルバム
歌手・俳優の香取慎吾が、11月27日に3rdアルバム『Circus Funk』をリリースする。このアルバムは、香取が「ソロ歌手としてずっとやっていく」と覚悟を決めた作品だという。そんな決意表明のような新作で、さまざまなアーティストとコラボレーション。中森明菜も参加し、「TATTOO」を2人で歌唱している。表題曲の「Circus Funk(feat. Chevon)」は、香取が11年ぶりにフジテレビの連続ドラマで主演を務める『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の主題歌としても注目だ。香取にインタビューし、同アルバムに込めた思いや音楽活動への思い、そして中森とのコラボの経緯やレコーディングでのエピソードなど話を聞いた。
2ndアルバム『東京SNG』以来、約2年7カ月ぶりとなる3rdアルバム『Circus Funk』。香取は同作の魅力について「パワフルで爆発的で、明日への活力になることは間違いないと思います」と紹介するも、単純に明るいだけではないと説明する。
「パーティーでダンサブルな感じと思っていましたが、ただ『イエ~イ!』とパーティーしているだけではなくて、もっと深いところをえぐられるようなものになったかなと。ビジュアルだと、いわゆるサーカス的な明るくて華やかな感じになっていますが、曲を聴いてもらうと、ダークなサーカスだったり、大人なサーカスだったり、そういう感じになっています」
ダークさもありつつ、パワフルでパーティー感のあるアルバムにしようと思った理由を尋ねると、コロナ禍からの反動によるという。
「1枚目と2枚目のアルバムを出した時はコロナ禍ど真ん中で、僕はまだコロナ禍にしか自分のステージをやっていないので、少しずつ時代が変わってきましたし、弾けてパーティーしたいなって(笑)。皆さんのおかげで1人でもステージに立てて、ライブで話しながら自分でもグッとくる瞬間があったり、コロナ禍で声が出せないところからやっと出せるようになって、いろんなことを乗り越えてきましたが、そうじゃない世界に一気に行くために、たどり着いたのがサーカスだったのだと思います。『弾けて行こうぜ!』みたいな感じで」
そして、今後もソロ歌手としてやっていくという決意表明のようなアルバムだと語る。
「40年もずっとグループでやってきて、そこから1人で歌うと言ってアルバムを出したけど、1枚だけお祭り的に出して終わってもおかしくなかった。でも2枚目も出せて、そして3枚目となると、『僕はソロ歌手としてずっとやっていきます』『本格始動します』と。そんな思いも込められています」
ソロ歌手としての覚悟が決まったきっかけを尋ねると、「やっぱり音楽やライブが好きなんじゃないですかね」と答える。
「自分すごいなと思ったのが、今回のアルバムのレコーディングが終わって、まだ発表する前あたりに、次のアルバムのことを考えたんです。今回、自分のやりたいことができて夢が叶ったようなアルバムなのに。まだ発表してないし、これからだから、『抑えて!』と自分に言い聞かせて、その時に『ヤバイいな』『すごいな』『本当に好きなんだな』といった気持ちになりました(笑)」
●中森明菜の言葉に感動 コラボの経緯やレコーディング秘話明かす
3rdアルバム『Circus Funk』には全11曲が収録され、豪華ゲストが参加している。「TATTOO(feat. 中森明菜)」では、中森の名曲「TATTOO」を2人で歌唱。中森は香取からのオファーに快諾してくれたという。
「もともと『TATTOO』が好きで、いつかカバーさせていただきたいと思っていたんですけど、この『Circus Funk』で今じゃないかと。そして、カバーさせていただきたいと連絡する時に、もう1個欲を。その頃YouTubeで明菜さんを久々に見られて『TATTOO』も歌われていて、そのタイミングでカバーを頼む時に、『できるならば一緒に歌ってくれませんか?』と付け加えさせてもらったら『ぜひ』と返ってきて、いざOKをいただくと『本物なのか!?』『大丈夫か!?』と半信半疑になりました(笑)」
ドキドキしながらレコーディング当日を迎え、会った時に「どうして今回来てくれたんですか?」と聞いたら、「香取くんに言われて来ないという選択はない。ずっと見ていたから応援していました」と言ってくれたそうで、「もう感動ですね」と喜ぶ。
レコーディングでは向かい合って歌唱したという。
「2人でブースに入って向かい合って。レコーディングってそんなことあまりないんですけど、そんな流れになって、明菜さんも『このまま行こう!』みたいな感じで、『わかりました!』と。目を見ながら歌って、うれしかったですね。歌声も変わらず渋くてカッコよくて。一緒に歌えたことが信じられないです」
中森のプロフェッショナルな姿にも感動したという。
「レコーディングが始まって、プロフェッショナルな、レジェンドなスイッチが入っていくところを目の前で見られてうれしかったです。そして、『ここの歌い方をもうちょっとこうしたほうがいいよ』とか『この歌はそこを強く歌うとパワフルに聞こえる歌詞になっているんだよ』などと教えてもらいました」
さらに、中森の温かい人柄が伝わるエピソードも明かしてくれた。
「お仕事で何度もお会いしたことはありましたが、久々にお会いできて、レジェンドなのに変わらずとにかく優しくて、『3枚目のアルバムで、これからも歌っていこうという決意表明のようなアルバムを作っている中に明菜さんがいてくれるのが本当に幸せです』とお伝えしたら、頬をつかんで『頑張って』と言ってくれて、しびれましたね。やっていくぞという気持ちがさらに強まりました」
●さまざまなアーティストとコラボ「たくさん仲間が増えていて楽しい」
表題曲の「Circus Funk(feat. Chevon)」は、3人組バンド・Chevonとコラボした楽曲で、こちらも香取の希望で実現したという。
「絵を描きながら音楽を聴いていたらChevonの曲が流れてきて、かっこいいと思って。彼らはコロナ禍にインスタとかで『一緒にバンド組む人いない?』みたいな感じで集まった3人ですが、そうとは思えないサウンドとリリックで。たまたま仕事で札幌に行った時に、札幌在住のバンドだったので、会いたいと言ったらすぐ会えて、その瞬間に『一緒に曲を作ろう』と話したら、『えー!』と驚いていました(笑)」
そして、「ずっと前から知っていたかのような感じで、そこからは早かったですね」とすっかり意気投合したようだが、楽曲については「完成形に至るまでは時間がかかりました」とのことで、試行錯誤して『Circus Funk』の表題曲にふさわしい楽曲を作り上げた。
「ほかの10曲では、サーカスのワードは1個も使っていないんです。この曲だけ、サーカス、ピエロ、JOKER(ジョーカー)と使いまくって、『Circus Funk』をすべてここに込めたような曲なので、勢いが欲しい時、何か挑まなければいけない時にぴったりの曲だと思います」
Chevonを見つけた時のように、香取は日々音楽を聴きながらコラボしたいアーティストを探しているという。
「僕は自分1人でギターを弾いて音楽を作るような人ではないので、一緒に次のステージに向かってくれる人を常に探しています。絵を描きながら音楽を流して素敵なアーティストさんいないかなと」と述べ、「たくさん仲間が増えていて楽しいです」と笑顔を見せた。
『Circus Funk』を引っ提げ、12月3日・4日には東京・代々木第一体育館で初のアリーナでのフェス「“Circus Funk” Festival」を開催する。アルバムに参加しているゲストから3日は8組、4日は7組参加するとのことで、豪華なフェスになりそうだ。
「構成や演出を自分でやっているので、大変でびっくりしています(笑)。それぞれのバンドのセットを置かないといけないので、1曲終わったらセットを変えないといけない。それをどうテンポ良く、今までの僕の演出のようにやっていけるか。このアーティストが歌っているのに一緒にこのアーティストも出てきちゃうというような、普通のフェスでは見られないようなことも起きそうです」
●11年ぶりフジ連ドラ主演に驚き 活躍の場が広がり感謝の思い強く
表題曲の「Circus Funk」は、香取が主演を務めるフジテレビ系ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(来年1月スタート、毎週木曜22:00~)の主題歌でもある。11年ぶりにフジテレビの連ドラで主演を務め、主題歌も担当することに、香取は「皆さんと同じくらい驚いています」と笑う。
「SNSをすごくチェックする人なので見ていると、『今年はもう慎吾ちゃんのニュースはあまり見られず、来年頭ぐらいからかなと心づもりしていた』と。その矢先にアルバム、ドラマ、主題歌と発表が続き、驚きと喜びを皆さん感じてくださっていて、僕も全く一緒です。もうちょっとゆっくりする24年になるかなと思っていたら、ガンガン来るので(笑)」
稲垣吾郎、草なぎ剛とともに「新しい地図」を立ち上げてから7年。9月に『with MUSIC』(日本テレビ)で立ち上げ後初となる3人そろっての音楽番組出演を果たした。また、8月には『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』(フジテレビ)と『24時間テレビ47』(日本テレビ)内のスペシャルドラマに出演するなど、今年さらに活躍の場が広がっている。
この状況をどのように捉えているか尋ねると、香取は「忙しいです」とうれしい悲鳴を上げ、「より感謝が深くなりますね。立ち止まっている暇がないぐらい忙しくて、立ち止まったら1個ずつ涙してしまうぐらい感動的にいろんなことをやらせてもらっていますが、そんな暇もなく、明日を生きるしかない(笑)。もう走り抜けますよ!」と充実した表情を見せた。
歌手と俳優の活動のみならず画家としても活動している香取。「絵もいっぱい締め切りがあるんです」と吐露し、「もう少しスケジュールを管理してセーブしていこうと思います(笑)」と言うも、すべての活動にやりがいを感じていて、「どれも欠くことはできない」と語る。
さまざまな活動の中で音楽は香取にとってどのようなものなのか尋ねると、「音楽は夢の世界で、ファンの皆さんにとっても、日常から夢の世界に連れていってくれるチケットだと思うんです。僕もそこで生き続けたいから、これからも皆さんと音楽を楽しんでいきたいです」と目を輝かせながら話してくれた。
■香取慎吾
1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。現在、『ワルイコあつまれ』(NHK)、ABEMA『ななにー 地下ABEMA』などにレギュラー出演中。近年の主な出演作は、ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、映画『凪待ち』(19)、『犬も食わねどチャーリーは笑う』(22)、舞台『テラヤマ・キャバレー』(24)など。今年は『24時間テレビ』(日本テレビ)のスペシャルドラマでの好演も話題に。8月22日に配信リリースした草なぎ剛とのユニット・SingTuyoの新曲「眩しい未来」はiTunesのランキングで1位を獲得した。
■香取慎吾LIVE「“Circus Funk” Festival」
12月3日・4日に東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催。12月3日のゲストはSHOW-GO、LEO from ALI、Chevon、Night Tempo、村田陽一、在日ファンク、SOIL&"PIMP"SESSIONS、乃紫。12月4日のゲストはSHOW-GO、Chevon、Night Tempo、村田陽一、Kroi、SOIL&"PIMP"SESSIONS、乃紫。チケット一般発売中。
歌手・俳優の香取慎吾が、11月27日に3rdアルバム『Circus Funk』をリリースする。このアルバムは、香取が「ソロ歌手としてずっとやっていく」と覚悟を決めた作品だという。そんな決意表明のような新作で、さまざまなアーティストとコラボレーション。中森明菜も参加し、「TATTOO」を2人で歌唱している。表題曲の「Circus Funk(feat. Chevon)」は、香取が11年ぶりにフジテレビの連続ドラマで主演を務める『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の主題歌としても注目だ。香取にインタビューし、同アルバムに込めた思いや音楽活動への思い、そして中森とのコラボの経緯やレコーディングでのエピソードなど話を聞いた。
2ndアルバム『東京SNG』以来、約2年7カ月ぶりとなる3rdアルバム『Circus Funk』。香取は同作の魅力について「パワフルで爆発的で、明日への活力になることは間違いないと思います」と紹介するも、単純に明るいだけではないと説明する。
「パーティーでダンサブルな感じと思っていましたが、ただ『イエ~イ!』とパーティーしているだけではなくて、もっと深いところをえぐられるようなものになったかなと。ビジュアルだと、いわゆるサーカス的な明るくて華やかな感じになっていますが、曲を聴いてもらうと、ダークなサーカスだったり、大人なサーカスだったり、そういう感じになっています」
ダークさもありつつ、パワフルでパーティー感のあるアルバムにしようと思った理由を尋ねると、コロナ禍からの反動によるという。
「1枚目と2枚目のアルバムを出した時はコロナ禍ど真ん中で、僕はまだコロナ禍にしか自分のステージをやっていないので、少しずつ時代が変わってきましたし、弾けてパーティーしたいなって(笑)。皆さんのおかげで1人でもステージに立てて、ライブで話しながら自分でもグッとくる瞬間があったり、コロナ禍で声が出せないところからやっと出せるようになって、いろんなことを乗り越えてきましたが、そうじゃない世界に一気に行くために、たどり着いたのがサーカスだったのだと思います。『弾けて行こうぜ!』みたいな感じで」
そして、今後もソロ歌手としてやっていくという決意表明のようなアルバムだと語る。
「40年もずっとグループでやってきて、そこから1人で歌うと言ってアルバムを出したけど、1枚だけお祭り的に出して終わってもおかしくなかった。でも2枚目も出せて、そして3枚目となると、『僕はソロ歌手としてずっとやっていきます』『本格始動します』と。そんな思いも込められています」
ソロ歌手としての覚悟が決まったきっかけを尋ねると、「やっぱり音楽やライブが好きなんじゃないですかね」と答える。
「自分すごいなと思ったのが、今回のアルバムのレコーディングが終わって、まだ発表する前あたりに、次のアルバムのことを考えたんです。今回、自分のやりたいことができて夢が叶ったようなアルバムなのに。まだ発表してないし、これからだから、『抑えて!』と自分に言い聞かせて、その時に『ヤバイいな』『すごいな』『本当に好きなんだな』といった気持ちになりました(笑)」
●中森明菜の言葉に感動 コラボの経緯やレコーディング秘話明かす
3rdアルバム『Circus Funk』には全11曲が収録され、豪華ゲストが参加している。「TATTOO(feat. 中森明菜)」では、中森の名曲「TATTOO」を2人で歌唱。中森は香取からのオファーに快諾してくれたという。
「もともと『TATTOO』が好きで、いつかカバーさせていただきたいと思っていたんですけど、この『Circus Funk』で今じゃないかと。そして、カバーさせていただきたいと連絡する時に、もう1個欲を。その頃YouTubeで明菜さんを久々に見られて『TATTOO』も歌われていて、そのタイミングでカバーを頼む時に、『できるならば一緒に歌ってくれませんか?』と付け加えさせてもらったら『ぜひ』と返ってきて、いざOKをいただくと『本物なのか!?』『大丈夫か!?』と半信半疑になりました(笑)」
ドキドキしながらレコーディング当日を迎え、会った時に「どうして今回来てくれたんですか?」と聞いたら、「香取くんに言われて来ないという選択はない。ずっと見ていたから応援していました」と言ってくれたそうで、「もう感動ですね」と喜ぶ。
レコーディングでは向かい合って歌唱したという。
「2人でブースに入って向かい合って。レコーディングってそんなことあまりないんですけど、そんな流れになって、明菜さんも『このまま行こう!』みたいな感じで、『わかりました!』と。目を見ながら歌って、うれしかったですね。歌声も変わらず渋くてカッコよくて。一緒に歌えたことが信じられないです」
中森のプロフェッショナルな姿にも感動したという。
「レコーディングが始まって、プロフェッショナルな、レジェンドなスイッチが入っていくところを目の前で見られてうれしかったです。そして、『ここの歌い方をもうちょっとこうしたほうがいいよ』とか『この歌はそこを強く歌うとパワフルに聞こえる歌詞になっているんだよ』などと教えてもらいました」
さらに、中森の温かい人柄が伝わるエピソードも明かしてくれた。
「お仕事で何度もお会いしたことはありましたが、久々にお会いできて、レジェンドなのに変わらずとにかく優しくて、『3枚目のアルバムで、これからも歌っていこうという決意表明のようなアルバムを作っている中に明菜さんがいてくれるのが本当に幸せです』とお伝えしたら、頬をつかんで『頑張って』と言ってくれて、しびれましたね。やっていくぞという気持ちがさらに強まりました」
●さまざまなアーティストとコラボ「たくさん仲間が増えていて楽しい」
表題曲の「Circus Funk(feat. Chevon)」は、3人組バンド・Chevonとコラボした楽曲で、こちらも香取の希望で実現したという。
「絵を描きながら音楽を聴いていたらChevonの曲が流れてきて、かっこいいと思って。彼らはコロナ禍にインスタとかで『一緒にバンド組む人いない?』みたいな感じで集まった3人ですが、そうとは思えないサウンドとリリックで。たまたま仕事で札幌に行った時に、札幌在住のバンドだったので、会いたいと言ったらすぐ会えて、その瞬間に『一緒に曲を作ろう』と話したら、『えー!』と驚いていました(笑)」
そして、「ずっと前から知っていたかのような感じで、そこからは早かったですね」とすっかり意気投合したようだが、楽曲については「完成形に至るまでは時間がかかりました」とのことで、試行錯誤して『Circus Funk』の表題曲にふさわしい楽曲を作り上げた。
「ほかの10曲では、サーカスのワードは1個も使っていないんです。この曲だけ、サーカス、ピエロ、JOKER(ジョーカー)と使いまくって、『Circus Funk』をすべてここに込めたような曲なので、勢いが欲しい時、何か挑まなければいけない時にぴったりの曲だと思います」
Chevonを見つけた時のように、香取は日々音楽を聴きながらコラボしたいアーティストを探しているという。
「僕は自分1人でギターを弾いて音楽を作るような人ではないので、一緒に次のステージに向かってくれる人を常に探しています。絵を描きながら音楽を流して素敵なアーティストさんいないかなと」と述べ、「たくさん仲間が増えていて楽しいです」と笑顔を見せた。
『Circus Funk』を引っ提げ、12月3日・4日には東京・代々木第一体育館で初のアリーナでのフェス「“Circus Funk” Festival」を開催する。アルバムに参加しているゲストから3日は8組、4日は7組参加するとのことで、豪華なフェスになりそうだ。
「構成や演出を自分でやっているので、大変でびっくりしています(笑)。それぞれのバンドのセットを置かないといけないので、1曲終わったらセットを変えないといけない。それをどうテンポ良く、今までの僕の演出のようにやっていけるか。このアーティストが歌っているのに一緒にこのアーティストも出てきちゃうというような、普通のフェスでは見られないようなことも起きそうです」
●11年ぶりフジ連ドラ主演に驚き 活躍の場が広がり感謝の思い強く
表題曲の「Circus Funk」は、香取が主演を務めるフジテレビ系ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(来年1月スタート、毎週木曜22:00~)の主題歌でもある。11年ぶりにフジテレビの連ドラで主演を務め、主題歌も担当することに、香取は「皆さんと同じくらい驚いています」と笑う。
「SNSをすごくチェックする人なので見ていると、『今年はもう慎吾ちゃんのニュースはあまり見られず、来年頭ぐらいからかなと心づもりしていた』と。その矢先にアルバム、ドラマ、主題歌と発表が続き、驚きと喜びを皆さん感じてくださっていて、僕も全く一緒です。もうちょっとゆっくりする24年になるかなと思っていたら、ガンガン来るので(笑)」
稲垣吾郎、草なぎ剛とともに「新しい地図」を立ち上げてから7年。9月に『with MUSIC』(日本テレビ)で立ち上げ後初となる3人そろっての音楽番組出演を果たした。また、8月には『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』(フジテレビ)と『24時間テレビ47』(日本テレビ)内のスペシャルドラマに出演するなど、今年さらに活躍の場が広がっている。
この状況をどのように捉えているか尋ねると、香取は「忙しいです」とうれしい悲鳴を上げ、「より感謝が深くなりますね。立ち止まっている暇がないぐらい忙しくて、立ち止まったら1個ずつ涙してしまうぐらい感動的にいろんなことをやらせてもらっていますが、そんな暇もなく、明日を生きるしかない(笑)。もう走り抜けますよ!」と充実した表情を見せた。
歌手と俳優の活動のみならず画家としても活動している香取。「絵もいっぱい締め切りがあるんです」と吐露し、「もう少しスケジュールを管理してセーブしていこうと思います(笑)」と言うも、すべての活動にやりがいを感じていて、「どれも欠くことはできない」と語る。
さまざまな活動の中で音楽は香取にとってどのようなものなのか尋ねると、「音楽は夢の世界で、ファンの皆さんにとっても、日常から夢の世界に連れていってくれるチケットだと思うんです。僕もそこで生き続けたいから、これからも皆さんと音楽を楽しんでいきたいです」と目を輝かせながら話してくれた。
■香取慎吾
1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。現在、『ワルイコあつまれ』(NHK)、ABEMA『ななにー 地下ABEMA』などにレギュラー出演中。近年の主な出演作は、ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、映画『凪待ち』(19)、『犬も食わねどチャーリーは笑う』(22)、舞台『テラヤマ・キャバレー』(24)など。今年は『24時間テレビ』(日本テレビ)のスペシャルドラマでの好演も話題に。8月22日に配信リリースした草なぎ剛とのユニット・SingTuyoの新曲「眩しい未来」はiTunesのランキングで1位を獲得した。
■香取慎吾LIVE「“Circus Funk” Festival」
12月3日・4日に東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催。12月3日のゲストはSHOW-GO、LEO from ALI、Chevon、Night Tempo、村田陽一、在日ファンク、SOIL&"PIMP"SESSIONS、乃紫。12月4日のゲストはSHOW-GO、Chevon、Night Tempo、村田陽一、Kroi、SOIL&"PIMP"SESSIONS、乃紫。チケット一般発売中。
11/23 10:00
マイナビニュース