OCHA NORMA窪田七海&北原もも、ファンの特徴や歌割への思い…3年目の目標も明かす

●窪田推しは「全肯定」北原推しは「センス良い」
ハロー! プロジェクトのアイドルグループ・OCHA NORMAが10日、「全国同日トーク&一言お話し会イベント」(以下ZDO)を開催した。11日に発売する4thシングル「ちはやぶる/友達天体図」のリリースイベントとして開催されたZDOでは、斉藤円香が神奈川県・タワーレコード川崎店、埼玉県HMN大宮アルシェ店内イベントスペース、石栗奏美が北海道・アリオ札幌1Fハーベストコートイベントスペース、米村姫良々が愛知県・タワーレコード名古屋パルコ店店内イベントスペース、中山夏月姫が石川県・金沢フォーラス6F KUUGOスクエア、西崎美空が岡山県・アリオ倉敷2Fフードコート特設会場、広本瑠璃が広島県・タワーレコード広島店店内イベントスペース、筒井澪心が佐賀県・イオンモール佐賀大和1F専門店街通路オープンスペースへ。

窪田七海は13時開始の千葉県・タワーレコード津田沼店店内イベントスペース、北原ももは18時30分開始の東京都・タワーレコード新宿店店内イベントスペースを担当したが、特別に互いの会場へゲスト出演。東京会場では、今、新宿で購入したばかりだというおそろいのグレーのスカートで登場し、ファンの質問に生回答するなど2人でイベントを盛り上げ、CDは千葉・東京とも完売となった。そんな東京会場開始前の忙しいタイミングで、窪田と北原が取材に応じ、千葉会場の感想や新曲の見どころ、メジャーデビュー3年目となる現在の目標を語った。

○窪田へのファンの愛感じた千葉会場

――今、終わったばかりの窪田さんの地元・千葉会場の感想をお願いします。

窪田:平日の13時スタートなのに、思っていた以上にたくさんのお客さんが来てくださって、さらに早い段階で完売ということで、ありがたい気持ちでいっぱいです。

北原:私はゲストという形で窪田担当の千葉のZDOに出演させていただいたんですけど、皆さんから窪田への愛を感じるイベントでした。ZDOの魅力は、メンバーが全国に散らばって、たとえばそれが北海道でも、ちゃんと駆けつけてくださるファンの皆さんがいて、あたたかさを感じられるところ。私たちは関東勢ですが、逆に地方から来たという方もいてうれしかったです。

――ファンの方のどんなところに、窪田さんへの愛を感じましたか。

北原:メンバーカラーのピンクを身にまとった人が多かったところです。

窪田:そうですね、全身をピンクにしてくださる方が多いです! そして私のファンの方は、私を全肯定してくださる優しい方が多くて、「大好きだよ」「生きていればそれでいいんだよ」と愛を伝えてくれます。そのおかげで、私ものびのび活動できています!

――北原さんのファンはどんな方が多いんでしょうか。

北原:私のファンの方は、めちゃくちゃ個性が強くてセンスの良い方が多いです。個別のお話し会イベントでは、「北原の列は“TGC(東京ガールズコレクション)”だね」とファッションショーにたとえられることもあるくらいで。メンバーカラーのライトグリーンをファッションに取り入れるのはなかなか難しいんですけど、頑張ってオシャレに身に着けてくれる方が多くて、私もオシャレが好きなのでうれしいです。

――ファンはアイドルに似る、という言葉のとおりですね。

北原:本当にその通りだと思います! それこそ窪田が笑顔を絶やさないように、ファンの方もずっとニコニコしている人が多いですし、似るんだと思います。メンバーによって、ファン層が全然違いますし。
○実は仲のいい“ななもも”

――今回は窪田さんと北原さんの“ななもも”でのイベントとなりましたが、お2人はどんな関係なのでしょうか。

窪田:ブログで2人のエピソードを書いたり写真を載せたりしていないので、あまり知られてないのですが、楽屋で隣に行ったり、夜中にLINEしたり、面白いことが好きな2人なのですっぴんの写真を変な角度から撮ったり、実はめちゃめちゃ仲いいメンバーなんです。

北原:夜中に連絡取り合うよね。千葉のイベントでも、ファンの方に「仲が良いのは意外だった」と言われたのですが、今日で知っていただけたんじゃないかなと。

●歌割を見てファンに申し訳なく思うことも
○「ちはやぶる/友達天体図」の注目ポイント

――4thシングル「ちはやぶる/友達天体図」がいよいよ11日に発売されます。「ちはやぶる」はどんな楽曲ですか。

北原:「ちはやぶる」は、これまでのOCHA NORMAにはなかったぐらい、めちゃくちゃかっこくて美しい楽曲になっています。ミュージックビデオの撮影をしていても、幼艶なパフォーマンスで魅了する場面があったり、「私が表現したかったことができる楽曲がやっと来た!」と思えた、私にとってすごく大切な曲です。ミュージックビデオも見てほしいし、楽曲も聴いてほしいし、ライブでしか感じられない熱さがあるので、生でも見てほしいです。

――振り付けは、今バズるダンスを多数生み出していることで話題のえりなっちさんですね。

北原:かっこよさの中に面白さがあったり、えりなっち先生ならではの振り付けになっています。OCHA NORMAとすごく合ってるなと思ったので、これからも振り付けして頂きたいです!

――そんな北原さんの魅力が一番出ているパートはどこですか?

北原:1番のサビ前の「ちはやぶる命で討て」というパートがあるのですが、ミュージックビデオでもすごく褒めていただけて、こんなかっこいい歌詞を歌わせていただけたことがすごくうれしいです。

――「友達天体図」はどんな楽曲ですか。

窪田:「友達天体図」はすごく明るくて元気が出る曲です。アイドルは恋愛系の曲を歌うことが多いので、友達との関係を描いた曲は珍しいなと。私は生きていく上で友達の存在がすごく大事で、お仕事で悩んだときは、友達と遊んでストレス発散しよう! というタイプなので、歌詞には共感できる部分が多かったです。

――窪田さんの魅力を感じられるポイントは?

窪田:明るい曲のほうが得意で、今回もレコーディングでディレクターさんに「いつもの必殺技をお願いします」と言われて、語尾を上げる歌い方をしているのですが、いろんなところで使われているのでぜひ聴いてほしいです。

――語尾を上げて歌う歌い方は、ハロプロっぽいですよね。

窪田:この歌い方でいいのかなと悩んでいた時期もあったのですが、最近は吹っ切れて、上げるところは上げて歌おうと思っています!

――では、それぞれの楽曲で注目してほしいメンバーを挙げていただけますか。

窪田:私は、「ちはやぶる」の石栗奏美ちゃんです。この曲は、衣装も1人だけ“ボス”というテーマで発注されているくらい、かなみんがドセンター。かなみんのソロパートから始まるのですが、何でも軽々できちゃうかなみんのすごさがこの曲に詰まっていると思います。「ライブに行くと、かなみんが目に留まる」というファンの方の声をよく聞くのですが、かなみんはライブでの“圧”がすごくあるので、「ちはやぶる」のガツガツ感がすごく合っているなと。

北原:私は、「友達天体図」の最後の、西崎美空ちゃんのソロパートです。あのキレイなパートで終わること構成がめちゃくちゃ素敵だなと思っているのですが、楽曲のキラキラ感を美空の透き通った声で表現してくれているのがすごくうれしくて。あのパートが美空でよかったなと思いますし、たくさんの方に聞いていただきたいです。
○ソロパートの割り振りに喜びや悔しさ

――今、ソロパートのお話がありましたが、レコーディングで一曲丸々歌ったあと、完成した楽曲の歌割を見たとき、やはり自分のパートが多いと、「やった!」と喜ぶこともあるのでしょうか。

北原:めちゃくちゃあります! 逆に「え!? 少な!」と思うことも(笑)。ディレクターさんがめちゃくちゃ褒めてくださる方だからこそ、「あんなに褒めてくれたパート、私じゃないんだけど!」とか(笑)。

窪田:私は「友達天体図」まで、1人だけ1箇所しかソロパートのないような曲が5曲くらい続いていて、「え、マジ!?」「そんなに私、レコーディングひどかった!?」と思ったり。申し訳なさが一番に来ちゃいます。ファンの方は歌割が多いと喜んでくれるので、歌割の少ない曲が続くと「今回もごめんね……」って。

北原:悔しくなるよね。

●大先輩・鈴木愛理への感謝と尊敬
○3年目の鍵は“個人活動”

――そんな中、メジャーデビュー2周年を終えて、3年目に突入しているOCHA NORMAですが、グループとして成長した部分、もっと頑張りたいと思っている部分を教えていただけますか。

窪田:ハロー! プロジェクトの末っ子グループだったから許されていたことがあったり、かわいらしさが大きな武器だったと思うんですけど、後輩グループもできましたし、3年目はもう若いとは言わないかなと。デビュー当時と比べるとパフォーマンスも成長できたと思うんですけど、先輩たちと比べたら歌もダンスもまだまだなので、もっと成長していきたいです。3年目は個人のお仕事も頑張っていきたいと思っていて、今、やりたいことを見つけて輝いているメンバーを見ると素敵だなと。個人の活動でOCHA NORMAを知ってくださる方もいると思うので、個人活動もそれぞれ頑張っていきたいです。

――特に印象に残っている、メンバーの個人活動はありますか。

窪田:ももの雑誌のお仕事です! もものやりたいという気持ちや、得意分野だということを知っていて、ハロー! プロジェクト内の生写真だと、完全には活かしきれない魅力があってめちゃめちゃもったいないなと思っていたので、『an・an』さんや、『LARME』さんにももが出たとき、「うちのもも、すごいでしょ!(自分の胸をドンと大きな音が鳴るほど叩く)」って、うれしくなりました。

北原:ありがとう(笑)。後輩グループができたことで、またひとつ、変わらないといけないなと感じるよね。私は、ハロー! プロジェクトはグループごとの色がはっきりしているので、OCHA NORMAはこれだという色を見つけられる3年目にしたいです。SNSも頑張って更新していきたいですね。

――お2人もいろいろな投稿を頑張ってますよね。

北原:最近だと「メイクレシピ」も作りました! トレンドをキャッチしていけるのは、若くてマインドが“ギャルい”子が多という、OCHA NORMAの武器だと思うので、トレンドを意識して、どんどん時代を先取りしていきたいです。

○最年少メンバーに変化が

――ちなみに、3年間で変化を感じるメンバーはいますか。

北原:筒井澪心ちゃんは、グループに加入したときは私たちに対して「先輩!」という意識が強かったのですが、同じラインからスタートする同期ということで、頑張って敬語をなくして。

窪田:今は逆に皆のお姉ちゃんになってるよね、最年少なのにしっかりしていて。この間も一緒に歩いているときに、「ななちゃん、危ないから」って歩道側に行かせてくれて、「澪心が守る!」って言ってくれて(笑)。私のほうが3歳上なのについ「ありがとう」って(笑)。

○鈴木愛理が改めて憧れの存在に

――個人活動といえば、北原さんはドラマ『ミス・ターゲット』(ABCテレビ)にも出演されましたね。

北原:私はやっぱり演技をすることも、見ることも好きで。ドラマ出演は楽しくて、夢が叶ったと思いましたし、もっとお芝居がしたいと思いました。そもそもまさかドラマに出演させていただけるなんて、というところから驚きなのですが、、それも大先輩である鈴木愛理さんのおかげ。改めて、鈴木さんみたいになりたいと強く思いました。後輩をドラマに出演させられる環境を作ってくださって、モデル活動もされていて、CMにも出演していて、めちゃくちゃすごいなって。鈴木さんがインスタグラムのストーリーに私の寝顔を載せてくださったのですが、もう、反響がすごすぎて! たくさんの友達に「見たよ」って言われました。ほかにも「ハロー! プロジェクトって鈴木愛理さんがいるところだよね」って言われたり。本当に憧れの存在です。

――鈴木さんから何か声を掛けていただきましたか。

北原:シーンで絡んだわけじゃないんですけど、わざわざ映像を見てくださって「良かったよ」「緊張しなくていいんだよ」と、めちゃくちゃ優しく声をかけてくださいました。

――ドラマは、窪田さんもご覧になりましたか。

窪田:見ました! ももがハロプロ研修生のときに一緒に舞台をやって、チームの主役をやっている姿も知っていたのですが、私は演技ができないので、本当にすごいなと。かっこよかったです!

――窪田さんは、どんな活動を頑張っていきたいですか。

窪田:私は嗣永桃子さんや道重さゆみさんのような、バラエティでも通用するアイドルになるのが夢。初めてバラエティ番組に出演させていただいたときはめちゃめちゃ緊張して、うまくできなくて悔しいという気持ちにもなったのですが、それよりもやっぱり楽しくて、自分がやりたいことってこれなんだと確信しました。昨年から少しずつ出演させて頂いて、引き続き悔しいこともあるのですが、面白い皆さんがいて、裏でもすごく優しくて、そのバラエティの環境自体が好きなので、もっと頑張りたいです。

――バラエティでは、どんなキャラクターでがんばりたいですか。

窪田:私は一番かわいいので、このキャラで。

北原:いいキャラを持ってますよね(笑)。私はお笑い芸人さんが好きなのですが、そこにちゃんとツッコんでいって、その環境を楽しんでいるのがめちゃくちゃいいなって。自分の夢を叶えるってすごく難しいことだと思うんですけど、バラエティに出たいとずっと前からと言っていた窪田が、どんどんどんどん夢を叶えていく姿を見て、有言実行していてすごいなと思いました。

――3年目は、個人活動での飛躍にも期待ですね。楽しみにしています!

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