Ayumu Imazu、夏フェスを満面の笑顔で走りきる 7年経たお台場のステージ「ソロでやりたい気持ちを貫いてよかった」

●6人のバックダンサーと息の合ったパフォーマンス
シンガーソングライターのAyumu Imazuが8月22日、フジテレビの夏イベント『お台場冒険王2024』で行われた「めざましライブ」に出演し、夏の音楽フェスを満面の笑顔で走りきった。

マイナビニュースでは、このステージの本番前と後に、Imazuへのインタビューを実施。そこでのコメントなどを交えながら、熱いライブの模様をリポートする。

○自信の新曲に反響「これがAyumu Imazuだよね」

本番前、「『めざましテレビ』は、小さい時から見ていましたし、学校に行く前を思い出します(笑)。その番組のライブに自分が出られるのはすごく光栄です」と語っていたImazu。いざステージに上がると、「今日は最後までみんなで楽しんでいきましょうねー!」と、1曲目「BANDAGE」からスタートし、6人のバックダンサーと息の合ったパフォーマンスで観客の心を一気につかんだ。

「Light Up」を挟んで3曲目に披露したのは、新曲「Superstar」。インタビューでは「1年くらいずっと温めていた曲で、“ここだ!”と決めてこの夏に出しました。デビュー3年で、“これからもっとレベルアップしていくぞ!”という気持ちでリリースしたので、自分の中でも代表曲になってほしいと思っていますし、曲もめちゃくちゃカッコいいと思ってます」と自信を語っていた。

リリース後の反響を聞くと、「自分の本軸であるダンスを前面に出した曲なので、“やっぱりこれがAyumu Imazuだよね”という声をよく聞きますし、TikTokでダンスチャレンジをやってくれているのも見ます。過去イチ難しい振り付けなんですけど、挑戦してくれる人が増えてきてるみたいで、うれしいですね」と手応えを明かしている。

○観客に向けて無邪気に水鉄砲をぶっ放す

続いて、「Where Do We Go!」では、まるで少年のような笑顔で、観客に向けて無邪気に水鉄砲をぶっ放したり、一緒にタオルを回したりと、盛り上がりは最高潮に。5曲目の「Tangerine」ではTシャツを脱ぎ捨てタンクトップ姿で熱唱した。その時の感想を聞くと、「ライブは自分のメッセージを込めた歌詞をお客さんに直接伝えられる場所なので、自然と楽しい気持ちになるんです」と声を弾ませる。

夕陽の中で歌うラストは、チルなサウンドで恋心をつづった「Obsessed」で締めくくり、あっという間に終演。バックステージで話を聞くと、「シンプルに超楽しかったというのが一番強いです。この夏のフェスのこれまでの2回(『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』『SUMMER SONIC 2024』)は、僕のことを知らないお客さんの前でパフォーマンスすることも多かったんですが、今日は自分のファンの“チームワタル”のみんなが、近い距離でいい顔で見てくれたので、それがめちゃくちゃうれしかったです」と充実の表情を見せた。

実は、フジテレビの夏イベントのステージには、7年前の『お台場みんなの夢大陸』に、ダンスグループ「PROJECT TARO」の一員として出演していた。その景色は、7年経ってやはり違うものになっていたようで、「ずっとソロでやりたいという気持ちを貫いてよかったと思いますし、それをサポートして応援してくれるみんなが集まってきてくれたんだという気持ちでパフォーマンスしていました」と感慨深く話した。

●「Weverse」でファンとの活発なコミュニケーション
ライブ本番前には、『お台場冒険王』会場内の「Weverse」体験ブースを訪問。「Weverse」は、HYBE発の推し活ワンストップアプリで、Imazuは今年3月に自身のコミュニティを、7月にはファンクラブを開設した。

まず、Weverse by Fansの疑似体験コーナーでは、タッチパネル操作でオリジナルデザインのトートバッグを製作。自身がお台場冒険王のために書き上げたイラストを配置して、その出来栄えを見て、「かわいい! 色の統一感を出したかったんで、うまくできました」とご満悦の様子だ。

テキストも自由に入れることができ、「何しようかなあ~」「めっちゃ迷う!」と悩んでいたが、サポートダンサーズチーム名の「AI'M CREATIVE」に決定。「彼らはバックダンサーというよりも、一緒にステージを盛り上げる仲間たちなので」と思いを込めたそうだ。

また、韓国でブームとなっている4コマのセルフフォトも体験。「Weverse」のオリジナルフレームで撮影し、人数分印刷したり、スマホにデータを送ったりすることができるサービスで、「へぇ~すっげぇこれ!」と楽しんでいた。

「Weverse」に参加して半年になるが、「コミュニケーションが取りやすくて、ファンとの距離が一番近いアプリだと感じます。ライブ配信で、夏フェスに向けて作ったグッズのTシャツの色を、青の中でも3つくらいで悩んでて、アンケート採って一番投票の多かったのに決めたりとか、そういう交流ができるので、面白いですね」と積極的に活用。リアルタイム翻訳機能も重宝しているそうで、「僕は英語で発信するときもあるので、日本のファンにちゃんと伝わる安心感もあります」という。

今後、「Weverse」でやってみたいことを聞くと、「ファンのみんなと近い距離で活動していきたいので、ライブ配信で“次の新曲こういうの作ってるけど、どう思う?”とか聞いてみたり、エピソードを聞いてそれを歌詞に入れたり、コード感でどれがいいかアンケートを採ってその場で曲作りするのもやってみたいですね」と意欲を示した。
○東京・NYの2拠点活動で「自分を見失わないように」

日本とニューヨークの2拠点で活動するImazu。その理由は、「14歳の時から3年半ニューヨークに留学したのですが、そこで吸収したものが日本にずっといると失われてしまうのではないかと思うので、行き来することで自分を見失わないようにしたいと思っているんです」と語る。

また、「日本にいて成長する部分と、アメリカにいて成長する部分が、全然違うんです。今回の滞在でも感じることがいっぱいあったし、ニューヨークに帰ったらまた新しい発見もあるので、いつも新鮮な気持ちでいられます」とメリットを感じている。

今回の日本滞在では、3つの夏フェスに出演し、「自分はワンマン(ライブ)が多いので、毎回毎回、学ぶことがありましたし、感じることも全然違いました」と収穫があった様子。今後、9月20日には地元・大阪で「SIRUP×Ayumu Imazu『Grooving Night #4』」、11月15日・16日には東京で初の自主企画ライブ「AYUMU IMAZU presents “SOLOS”」の開催が控えており、「夏フェスで学んだことを生かして、頑張っていきたいと思います」と意気込む。

さらに、「僕はいい音楽を作って、それをお客さんに届けて、その人たちの人生に少しでも幸せや元気を与えたいということに尽きると思っているので、これからもいい曲を作って届けたいと思います」と前を見つめた。

●Ayumu Imazu2000年5月12日生まれ、大阪府出身。6歳からダンスをはじめ、14歳から約3年半アメリカ・ニューヨークのアーティスト留学を経験後、活動の拠点をアメリカと日本に置いて活動する。9月20日には地元・大阪で「SIRUP×Ayumu Imazu『Grooving Night #4』」に出演、11月15日・16日には東京で初の自主企画ライブ「AYUMU IMAZU presents “SOLOS”」を開催予定。

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