第12回全国高等学校ダンス部選手権、埼玉・武南高校がブレイキンで優勝!

全国高校ダンス部の頂点を決める「avex presents DANCE CLUB CHMPIONSHIP 第12回全国高等学校ダンス部選手権」の決勝大会が20日、都内で行われ、埼玉県の武南高等学校が優勝した。

全国高校ダンス部の頂点を決める「全国高等学校ダンス部選手権」。第12回目を迎える今年は、全国195チームの中から前年度シード校と地方予選大会を勝ち上がった全37チームがこの日行われた1stステージで熱いダンスを披露。上位10チームがFinalステージに進み、埼玉県の武南高等学校が優勝を果たした。

ブレイキンを披露して、10チーム中唯一の80点台(82点)を叩き出して優勝した武南高校の生徒たち。優勝が決まるなり思わず涙を流したが「本当に観客の皆さんを楽しませることが出来たんじゃないかと思っているので、今日は素晴らしい大会だったと思います」とFinalステージで披露した"わっしょい"をテーマにしたダンスパフォーマンスには自信があったという。そんな彼らに対して審査員を務めたKENZOは「近年の創作系とかたくさんの作品を見てきてすごく感動してきた記憶がありますが、今日の一番は間違いなく武南高校だったと思います」と絶賛して「最近不幸みたいなことが身内にありましたが、今日のダンスを見て改めて元気や勇気、希望をいただきました。年齢は違いますが、彼らは最高のパフォーマーで皆さんは最高の主役でした」と健闘を称えた。

7月にフジテレビ系で放送された『FNS27時間テレビ』で、選び抜かれた7チームの高校生たちが生放送でダンスを披露しする企画「カギダンススタジアム」でも優勝した武南高校のメンバーたち。その時に楽曲としてTRFの「EZ DO DANCE」を使われたこともあって親近感のあるDJ KOOは「みんなのパワーを感じました。今日も優勝してくれたのでめちゃくちゃEZ DO DANCE!」と武南高校の優勝を喜んだ。

フランスのパリオリンピックでは、ブレイキンで湯浅亜実が金メダルを獲得するなど日本勢が大活躍した。DJ KOOとKENZOは実際にブレイキンを観戦しにパリまで訪れたといい、KENZOは「ストリートダンス創成期からこの日本の先輩方だったりとか今生きてダンスをやられている皆さんが頑張ってきた証が今この時代を作っていると思います」と振り返り、DJ KOOも「僕らが始めた40年前はストリートのバトルだったのが競技に発展し、いろんな技が見られて楽しめたし、そこに向かっていく姿を見れたのは最高でしたね」と日本人選手の活躍に感動した様子。また、ブレイキンでDJをやるとしたら「和の要素のブレイクビーツ、ブレイクトラックが出来たらすごく面白いなと思います」と話していた。なお、大阪の樟蔭高等学校が準優勝、大阪の帝塚山学院高等学校が第3位となった。

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