ピエール瀧「ビジネスとかも関係ない無垢な時間」盟友・石野卓球との関係を語る

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」(毎週日曜 25:00~25:30)。
9月1日、8日(日)の放送は、Netflixオリジナルシリーズ「地面師たち」の出演で話題の、電気グルーヴのピエール瀧さんをゲストに迎えてお届けしました。この記事では、8日(日)の放送内容を紹介します。


高須光聖、ピエール瀧



ピエール瀧さんが出演するNetflixオリジナルシリーズ「地面師たち」。小説家・新庄耕さんによる同名小説を、「モテキ」「バクマン。」などのヒット作で知られる大根仁監督が実写化したクライムサスペンスです。綾野剛さんと豊川悦司さんがダブル主演をつとめ、欲望にまみれた不動産詐欺師“地面師”たちの姿を描いています。

地面師チームをまとめるリーダー役は豊川悦司さん、交渉役に綾野剛さん、同じく交渉と仲介役はピエール瀧さん、情報屋は北村一輝さん、“なりすまし”のキャスティング担当役を小池栄子さん、地面師を追う刑事はリリー・フランキーさん、だまされる大手不動産会社の社員役を山本耕史氏さんが演じるなど、濃厚なキャラクターのキャスティングもドラマの見どころの1つです。



◆ピエール瀧が語る石野卓球との不思議な関係

高須:俺、正直言うと電気グルーヴのライブを観たことないねん。瀧は(ライブで)何をしてんの?

瀧:僕は……場を埋めてますかね(笑)。スペーサーみたいな感じで。

高須:なるほど(笑)。

瀧:ウチのライブはまりん(砂原良徳/1999年脱退)がいた頃と今はちょっと形態が変わったんですけど、基本的に全部音源はPCから出ています。

昔はメインの音源トラックを出すセクションがあって、そこにまりんがシンセを乗せたり、僕と(石野)卓球くんは前の方でワーって絡んだり、歌を歌ったりしてたんですけど、最近は卓球くんが音源を出すところに収まって、僕は前のほうでフラフラしている感じですかね。

高須:ええな〜、瀧やな〜(笑)。

瀧:例えば、西郷(隆盛)さんを思い浮かべるときって、横にいる“犬”も込みじゃないですか。電気グルーヴも同じで、あの人(石野卓球)は西郷さん、ライブではその犬(瀧)が客席前でウロウロしている状態です(笑)。

高須:ボーカルでもなくスペーサーで「なんやこれ?」と思って。しかも、それが決してイロモノとしているだけじゃなく、電気グルーヴとして卓球とガッツリ合ってるのよね。

一時、卓球がドイツ行ったときに瀧が「僕は添え物みたいなもんですよ」って言ってたけど、そうじゃない。やっぱり、卓球が光ってるときは瀧が光ってるときやと思うのよ。(2人の関係は)絶妙なんよな。

瀧:そこの理屈は俺らもわからないですよね。

高須:俺もわからへん、絶妙すぎて。でも、だから今も客が入るし、みんな(曲を)聴いてくれるんやと思うけど、やっぱり歳をとってくると声が出なかったり、昔のパフォーマンスを期待されたときに及ばなかったりするやん。みんなそのなかでもがきながら自分のパフォーマンスを広げようとするわけやけど、なんやろうな……電気グルーヴはかっこええ域にいるよな。

瀧:そうだとありがたいですけどね(苦笑)。

高須:不思議な立ち位置というか、かっこええ位置に入ったなと思う。うらやましいのよね。でも、それがあるから何があっても大丈夫やし、卓球も瀧がおらんとあかん。だから何があっても(瀧を)待ってる。

瀧:相変わらずアイツといると面白いんですよね。いまだに(2人で)大爆笑しますし。高須さんと松本(人志)さんだったら、浜田(雅功)さんとの関係性がそうなんだと思いますけど、そういう瞬間って損得じゃないじゃないですか。ビジネスとかも関係ない無垢な時間。

高須:そうやねん。ケンカもするんやけど、一個ピタッと合ったら永遠にそれが楽しくて、終わってほしない時間がそこに存在するくらい楽しくなんのよね。

瀧:それが共有できる人が身近にいれば、大丈夫なのかなっていう気がしますね。



現在、電気グルーヴは35周年ツアー“3594”を開催中。10月6日(日)東京都 Zepp Hanedaでおこなわれる追加公演も決定しました。詳細は公式サイトをご確認ください。

<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:30
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

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